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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ニーズと笑顔を引き出し
輝くひと時を写真に残す

 

コミュニケーションで間合いを詰める

 
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藤本代表が撮影した前園さん
前園 僕も現役時代から撮影をしてもらう機会がたくさんありましたけど、こだわりが強すぎてそれを押し付けてくるフォトグラファーって多いんですよね。
 
藤本 雑誌の表紙などの商業写真であればそれもいいと思うのですが、フォトスタジオのお客様は一般の方々。だから私は自分の撮りたいものではなく、お客様の望むものを撮り、なおかつ来店してから撮影終了までを楽しんでいただくのがプロだと思っているんです。
 
前園 でも、お客さんの望むものをうかがい知るのは難しいでしょう。僕だったら「かっこよく撮ってください!」くらいしか表現が思い浮かばない(笑)。
 
藤本 確かに「どのような写真をご希望ですか」と尋ねても、「お任せで」とおっしゃる方は多いですね。でも、だからといってお客様に要望が全くないということはありません。お客様とコミュニケーションを重ねて、「自然な表情で」とか「クールなイメージで」や「キュートに」とか、より具体的なニーズを把握して、お客様がお望みになる写真を撮影しているんです。
 
前園 コミュニケーションによってお客様の潜在的な要望を引き出していくわけですね。
 
藤本 はい。空手では「間合い」が重要でして・・・今日もお話に出たように、「空手とカメラマンなんて別世界ですね!」とよく言われるんですが、実は、カメラと空手には通じるところがあるんですよ(笑)。コミュニケーションを図ることによって、お客様との間合いを調節していくんですが、最初からドーンと入れる人もいれば、ちょこちょこフェイント(笑)を入れながら徐々に詰めていくほうがいい人もいます。お客様によって、適切な間合いや距離の詰め方が異なりますから、そのあたりの駆け引きはとても難しい。でも、その駆け引きが楽しいんです。なので「相手との間合いをコントロールしつつ、駆け引きをしながらタイミングを狙う」という意味では空手もカメラもそっくりです(笑)。恐らくサッカーも同じじゃないですか?
 
前園 サッカーでも自分から間合いを詰めるだけでなく、相手の動きによって自分の動きを変えることがあります。その駆け引きを楽しむということは、通じるところがありますね。それにしても、出産の記念に写真を撮影されるご家族もいると思いますが、さすがに赤ちゃんは駆け引きできなくて大変でしょう(笑)。
 
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藤本 生まれて間もない赤ちゃんならともかく、人見知り、場所見知りをする1歳前後のお子さんは大変です。そこで、そういったお子様の撮影の時は、事前に何度か遊びに来ていただくことをお勧めしているんです。それで、スタッフと遊んでもらって、仲良くなってから撮影日を決めようと。
 
前園 それはいい! でも、そう何度も来られない方もいるのでは?
 
藤本 はい。そのような場合は当日撮影に臨みますが、基本的にお店自体がどのご予約に関しても、最低2時間以上の貸切で臨んでいますので。もし寝てしまったり泣いたりしてご家族の納得がいく写真が撮れなかった場合は、無理せずゆっくり待って・・・。もしそれでも厳しいようなら何度でも無料で撮り直しています。