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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

お客様や業者様を通じて
新しい職人を育て続ける

 

若い世代が働きやすい環境と次の飛躍の場を

 
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厳しい世の中を生き抜く、現代風の職人を育成する
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確かな技術を駆使し、顧客の要望に応え続ける
 トップダウン型のリーダーではなく、仲間との対話を重視するようになった岡川社長が法人化を決意したのも、職人さんたちが働きやすい環境にしたいというお気持ちからだったそうですね?
 
岡川 はい。社会保険など福利厚生を整備したかったんです。というのも、若い人はそうしたものが備わっていない職場では働きたがらないですし、親御さんにも納得していただけませんからね。しかし、この業界は他の業種と比べて、そういった職場環境の整備がずいぶん遅れているんです。昔ながらの職人の常識を押し付けても始まりません。職人の報酬は出来高払いですから、労働時間も夜の8時過ぎまで粘ることが業界では普通ですが、段取りや手順を工夫することで、当社ではできるだけ早く帰ってもらえるように心がけています。
 
 なるほど。一緒に働く仲間たちに気持ちよく仕事をしてもらうには、個人事業主ではなく、法人化することが必須と考えたというわけだ。
 
岡川 そうですね。法人化した頃はいわゆる「ゆとり教育世代」が社会に出始めた頃だったので、「大丈夫、うちの教え方も“ゆとり教育”だから」というのを若い人たちへの誘い文句にしていました(笑)。この業界ではよく「先輩の技を見て盗め」と言いますが、当社はむしろ先に要領を教え、あとは私が裏方にまわって若い職人たちの仕事を後ろで見守るケースを多くしています。そのほうが彼らの成長も早いんですよ。
 
 失敗しないように見ていて、必要な時にアドバイスをするわけだ。
 
岡川 ええ。それと、以前は自分では使わなかったSNSなどのツールも積極的に活用するようにして、些細なことでも彼らとコミュニケーションを取るようにしています。
 
 若者の考えを知るには、そういうツールを活用することも大事でしょうね。岡川社長には、そうやってどんどん若い人たちを成長させてもらって、業界の模範となるべく、会社をさらに発展させてほしいなぁ。
 
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岡川 頑張りたいですね。当社は現在、大手ハウスメーカーの下請け工事が中心ですが、自社で直接注文を受ける仕事もあります。若い有望な社員が頑張ってくれているので、彼らが先頭に立って働ける場をつくる意味でも、近い将来、会社を2つに分けるつもりです。1つは従来通りの工事をプロとして担っていく会社。もう1つは、当社が卒業生のインターンシップの受け入れ先になっている、「ものつくり大学」とも協力し、日本の伝統的な工法を生かしたり、自分たちの新しいアイデアを発揮したりできる仕事をするための会社にしたいと思います。
 
 それは楽しみですね。岡川社長もまだお若いですから、次の世代にバトンを渡すまでたっぷり時間があると思うので、さらなるご活躍を期待していますよ!
 
岡川 ありがとうございます。この仕事はお客様の家という“一生に一度”に立ち会えることが大きなやりがいです。お客様の言葉にならない、心からの喜びの表情を励みに、これからも一つひとつの現場で全力を尽くしていきます。 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
本来「ものづくり」ってみんなが好きなことだと思うんです。なおかつ、この仕事はお客様の「言葉以上のありがとう」が感じられる仕事。それがやりがいになっていますから、楽しく取り組めていますね!
(岡川大介)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社Modern-Artisan
 ■ 本社 〒111-0022 東京都台東区清川1-5-5
 ■ 設立 平成24年5月
 ■ 従業員数 5名
 ■ ホームページ http://modern-artisan.net
 
 
 
 

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