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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

お客様や業者様を通じて
新しい職人を育て続ける

 

怪我をして職人仲間のありがたさに目覚める

 
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 自分を追い込むやり方、わかります。僕も同じですよ。プロのサッカー選手として13年間現役を続けましたけど、何か言いたいことがあればメディアに向けて隠さず言っていました。「次の試合、絶対ゴールを決めますよ」とかね。全国へ、世界へアピールしてしまうと跳ね返ってくるプレッシャーはすごいですけど、そういう逆境に自分を置くことが僕も好きでした。
 
岡川 偶然ですけど、高校の校訓が「有言実行、質実剛健」でした。一直線に突き進む私をいつも見守ってくださった社長がいたからこそ、私も思いきって仕事に取り組めたんだと思います。自分にとってはもう1人の父親のような存在ですし、独立ができたのも社長のおかげですから、とても感謝しています。
 
 手本となる方に巡り会えたのは幸運でしたね。独立してからの歩みは順調でしたか?
 
岡川 個人事業主として1人でやっている時は、ずっと上り調子でしたね。でも、独立をしたらいずれは若い人を育てると決めていましたので、いざ採用してみると、想像していたとは言え、なかなか大変でしたね。
 
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 指導する立場からチームの仕事をするには、1人の場合とは全然違った難しさがあるでしょうね。厳しくするつもりはなくても、うまくいかないと強い言い方になってしまうこともあるだろうし。
 
岡川 そうなんですよ。今の若い人たちは私たちの世代とは違って、上からガンガンと指示を出されることに、あまり慣れていないと思うんです。でも、自分自身が指導されていた頃と同じようなやり方をしてしまい、若い人になかなか定着してもらえない時期もありました。
 
 そんな岡川社長が、今は「トップダウン的発言はしない」と明言なさっているそうですね。何か変化につながるきっかけがあったのでしょうか。
 
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職人たちと助け合って、共に成長してきた
岡川 怪我をしたことが大きかったですね。仕事中に脚をひねってしまい、まるまる1ヶ月、動けなかったことがあるんです。それなのに、会社はそれまでと変わらない収入を確保できました。それは仲間が私をフォローしてくれたからです。その時に、1人ではないことのありがたみを痛感しました。そこから自分の中で何かが変わったと思います。
 
 仲間のこと、社員のことをもっと大切にしたいという意識が芽生えたわけですね。
 
岡川 ええ。そもそもこの業界は「1人親方」が多いんです。自分が元気でいるうちは、1人のほうが稼ぎやすいですからね。でも、仲間がいれば自分が動けない時に、助け合うことができる。そのことに気付けました。ですから最初は苦労がありましたけど、諦めずにみんなと一緒にやってきて、今は本当によかったと思っています。 
 
 
 
 

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