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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

相互尊敬で個の成長促し
一枚岩で公共放送を支援

 

逃げるのはいつも自分

 
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 社会に出て最初に就かれた仕事は何だったんですか。
 
藁谷 小さな居酒屋の従業員です。その店のオーナーは、私に様々な人生訓を授けてくれましたが、中でも印象に残っている問答があります。30歳で起業されたというオーナーの話を聞いて、「私も起業したい」と言うと「じゃあなんで今すぐしないの?」と尋ねられたんです。「勉強して始めないと、きっと失敗する」と答えると、「始めてもいないのに、失敗するってどうしてわかるの?」と。
 
 確かに、長いこと考え続けているだけで、結局行動に移さない人がいるのも事実だからなぁ。
 
藁谷 そうですよね。ちょうどその頃、自由人として知られる実業家の高橋歩さんの本を読んでいたら、「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ」という言葉が目に入ってきまして、オーナーの言葉と結びついたんです。それをきっかけに、「すぐには起業できなくても、オーナーより若い歳で起業しよう」と意志が固まりました。
 
 逃げるのはいつも自分・・・か。いい言葉です。そうした決意があって、今の業界に入ったわけですね。
 
藁谷 はい。現在と同じ公共放送受信契約関連の企業に勤めてノウハウを学びました。実は、そこに尊敬できる先輩がいたんです。規格外の仕事の仕方を教えてくれた方でした。
 
 規格外ですか。どんな教えだったのか、興味深いです。
 
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藁谷 この業界の主だった仕事はNHKさんの放送受信料契約・収納業務です。当然、各家庭をまわっての訪問営業となりますので、社員はマニュアルに従って仕事をするのが一般的なんですよ。私自身もそうやってルールに従いながら仕事をしていました。でもその先輩は、「型にはまらなくていい。自分のスタンスで仕事をしていいんだ」と教えてくれたんです。
 
 必ずしもマニュアル通りにする必要はないと。
 
藁谷 はい。営業は人と会って話す仕事。時にはマニュアル通りではなく、それぞれの個性や考えに合わせたやり方を採用するほうが、良い結果を生むこともあるんです。例えば、フランクに話すことでお客様との距離を縮め、会話を楽しむ中で自分への信頼を高め、受信契約につなげる――。
 
 時宜に応じた自分なりのやり方を選ぶということか。確かにそのほうが自分自身も成長できそうです。
 
藁谷 ええ。私も先輩の教えのおかげで、マニュアルという殻を破り、自分のスタイルで営業したほうが仕事を楽しめることに気付けました。あの先輩と出会わなかったら私は今でも、よれよれのスーツを着てあまり結果の出せない会社員だったかもしれません。そういう意味で、非常に大きな影響を受けた方です。 
 
 
 
 

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