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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

縫いも磨きも全て手作業
世界で一つのレザー製品

 

関わる全ての人の夢を叶える工房に

 
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矢部 様々な経験を経てお店を運営なさっているわけですが、これまで、経営者としてどんなことを大切にされてきたのでしょうか。
 
伊倉 スタッフが活き活きと働けて、個性を生かせる環境づくりに努めてきました。スタッフとのコミュニケーションを大切にし、昼休みの雑談にも積極的に参加しています。無駄話こそ宝ですよね(笑)。そのうえで、革職人としての自覚を持ちつつも、「たくさんの失敗をしなさい」と伝えています。失敗をしてこそ成長がありますからね。そういう私の期待にいつも応えてくれるスタッフには、感謝の気持ちしかないです。
 
矢部 皆さんのモチベーションを上げることが、ものづくりには必要というわけですね?
 
伊倉 はい。私たちはお客様の気分が高揚するような商品をお届けする義務があります。それを果たすためには技術はもちろん、作り手の気持ちが最も大切です。だからこそ、私を含めたスタッフが楽しいと思える環境をつくることが必要不可欠です。作品には作り手の気持ちが、必ず出てきますからね。
 
矢部 職人としての志の高さが感じられる言葉です。お客様からの評判もいいんじゃないですか?
 
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伊倉 「あまりに素晴らしくて30分も眺めちゃいました」などとWebの販売サイトにレビューをしてくださる方もいらっしゃるのが、励みですね。特に、キーウエアをつくるきっかけとなった長谷川さん、それを広めてくださった槻さん、海外での販売ノウハウを教えてくださったアメリカ在住の佐川さんという3名のお客様には、いくら感謝しても足りないくらいです。佐川さんから送られた「Inokura hand-made leather key jacket finally meets the Atlantic Ocean」という写真とメッセージにはスタッフ一同感動しましたよ。
 
矢部 作品に惚れ込んだからこそ、熱心に応援してくださるんでしょうね。実家のお父様も今は認めてくださっているのでは?
 
伊倉 2年目に携帯ケースをプレゼントしたら、「やっぱりお前も職人の血があるんだな」と一言。尊敬する父親に認められたと感じてとても嬉しかったです。自分の決めた道を選ばせてくれたことにも本当に感謝ですよね。陰で支えてくれた両親、そして自分の家族への恩返しのためにも、この工房を大きくしたいです。ゆくゆくは、見学を希望なさるお客様には作業現場を見ていただける環境を整備したい。「技術を見たい」と言っていただけるのは、伊の蔵・レザーを認めてくださっているという一番の証ですからね。
 
矢部 確かにそうですね。しかも、技術を隠すのではなくオープンにしたいと考えてらっしゃることに伊倉代表の自信を感じます!
 
伊倉 ありがとうございます。あとは、妻の夢であるカフェや、ケーキづくりが好きな娘のお店を工房の横にオープンさせることも目標です。
 
矢部 ご家族の仲の良さが伝わるなぁ。素晴らしい革製品をつくり続けて、夢の実現に向けて頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
想像することです! この商品を手にした方が、笑顔になっているところを想像するんです。そうすると、その想像した光景が不思議と現実になっているんですよ(笑)。
(伊倉哲司)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 伊の蔵・レザー株式会社
 ■ 本社 〒412-0033 静岡県御殿場市神山1767
 ■ 事業内容 革製品の製造・販売
 ■ 設立 平成22年5月
 ■ 従業員数 6名
 ■ ホームページ http://www.inokura.jp
 
 
 
 

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