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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

流体継手の老舗が挑む
社内改革と成長への道

 

福利厚生と社内環境の充実に努める

 
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大門 う~ん。立場によって、様々な苦労があるものですね。そうした経験を重ね、自信を持って代替わりしたわけだ。
 
阿部 はい。父は職人気質なので、製品づくりや製品開発に長けておりましたが、その半面、財務などがあまり得意ではなかったんです。私は、「自分にできないことはできる人に任せればいい、人をプロデュースすることがトップの役目だ」と考えているので、父とは違うやり方で会社をさらに大きくしていきたいと思っています。
 
大門 その時代にあった経営の仕方というのがあるでしょうから、必ずしも父上と同じことはする必要はないですよね。
 
阿部 ええ。実は当社、既存社員は「古くからの知り合いで入社した」という人材が多く、横のつながりが強いんです。逆に言うと縦のつながりをつくりにくいところがあるので、2代目の息子という立場で後を継いで社員から認めてもらうには、私が社長になることで「これまでよりもさらに会社が成長するはず」と実感してもらう必要があると思っております。
 
大門 そのためにはたくさんの工夫が必要でしょうね。社長就任までの間にはどんな取り組みをしたんですか。
 
阿部 「楽しくなければ会社じゃない! やりがいがなければ仕事じゃない!」をスローガンに、2012年から少しずつ種をまき始め、福利厚生と社内環境の充実に努めてきました。最初に導入したのはパートさんへの有給休暇ですね。それまではパートさんの有休がなかったので、とても喜んでもらえました。次に始めたのが「LOVE休暇」です。
 
大門 LOVE休暇・・・!? それはいったいどんな制度なのか、気になりますね。
 
阿部 社員が年に1日、大切な人のために有休を取れる制度です。しかも会社から5000円を支給するんですよ。相手は家族でも恋人でもかまわないし、誰のために休むのか理由は聞きません。「その日1日は、大事な人のために使ってください」と応援する制度なんです。
 
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従業員が働きやすい職場環境を整備している
大門 ユニークだなぁ。ちょっと他社では聞いたことがありませんよ! 他にもそういった制度がたくさんあるのでは?
 
阿部 はい。例えば「たまには映画でも見てリフレッシュしてください」という「エンタメ!! 映画鑑賞」と名付けた制度がありまして。月に一度、映画鑑賞券を無料で配ったりもしました。職場環境で言えば、社内にドリンクサーバーを置いて、コーヒーやココアなどをフリードリンクで飲めるようにもしています。
 
大門 いやあ、それはすごいですよ。なかなかできることじゃないと思います。社員の方々も「会社から大切にされている」と感じるだろうなぁ。
 
 
 
 

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