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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

野菜の旨味を凝縮した
厳選素材のスープカレー

 
 
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海が望めるテラス席。最高のシチュエーションで食事を
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スープカレーの他、旬菜サラダも美味。素材の滋味を味わいたい
城 それにしても、カレーの老舗か。“カレー職人”みたいな方がいるんでしょうね。
 
藤原 はい。師匠には厳しく仕込まれましたよ。よく叱られましたが、師匠のことは今も“親父”と慕っています。親父の指導には愛がありました。自分もいつか師匠のように、愛情をもって若い世代を育てられる料理人になりたいなと思いましたね。
 
城 いい師匠にめぐり会えたのは財産ですね。
 
藤原 本当にそう思います。また、大手飲食チェーンで働いていた時にも、新店立ち上げのためにイタリア出張に行くなど、いろんな経験をさせていただきました。そうしてたくさんの人に育ててもらったことで、自分でやっていく自信がついたんです。
 
城 老舗店と大手チェーン、毛色の違う店で十分な経験を積まれたわけだ。ちなみに藤原代表が料理人として一番やりがいを感じるのは、どんな時ですか?
 
藤原 料理は芸術作品などのように一度つくればおしまいではありません。つくるたびに腕が試されますし、しかもご覧の通り、この店はお客様と厨房の距離が近いでしょう。だから「何これ、おいしいじゃん!」といった声が聞こえてきたり、完食していただけたお皿が下がってくるのを見たりすると、「この仕事をしていてよかったなぁ」としみじみ感じますね。
 
城 それは嬉しいだろうなあ。今後の目標についてもお聞かせください。
 
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藤原 私は師匠をはじめ、様々な人に育ててもらいました。その恩を今度は自分が返していく番だと思っています。今は週2回のペース、若い料理人たちのために、早朝から1時間半の「調理塾」を開いています。包丁の正しい使い方や料理の基礎知識、さらにはスープカレーだけではなく、様々な料理に応用できるいろんなことを教えてあげています。そうやって、料理界で活躍できる人材を育成するのに少なからず貢献を続けていきたいですね。
 
城 これからもおいしいスープカレーをつくり、優秀な若手を育てていってください。今日はありがとうございました!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仕事に対する責任を背負って、腹をくくって取り組んで、初めて本当に仕事が楽しめるのだと思います。それも自分だけ楽しむんじゃなくて、仕事への姿勢として、次の世代にも伝えていきたいです。
(藤原八州男)
 

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南葉亭

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