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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

心に残るシーンを演出
特殊効果のエキスパート

 

相反した命題を求める、サービス業の極み

 
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長澤 2003年11月に代表に就任され、先代から引き継いだことはありますか?
 
小峰 創業以来継承しているのが 「安心・安全・万全」 をモットーに、無事故・無違反を遵守すること。イベントや演劇など、観客が生で触れる演出が多いので当然ですよね。長期公演では、日々の仕事を同じように遂行することも大切にしている要素です。何事もなく千秋楽を迎えた時はホッとしますよ。
 
長澤 舞台上の人にとっては毎日同じことの繰り返しでも、観客にとっては一生に一度の時間ですからね。安全かつ万全な演出は、何よりお客様のことを考えた演出だと思います。
 
小峰 もちろん挑戦心は常に念頭にあります。だから困難なシチュエーションで演出を成功させた時や、意図した通りに事が運んだ時も、千秋楽と同じくらい大きなやりがいを得られますね。そういえば、フランスの技術部のチーフと仕事をした際、ある演出で、日仏スタッフ間の意見が割れてしまったんですよ。許認可の問題から計画が暗礁にのりかかっていたのですが、私の提案を彼が受け入れて推してくれた。結果、その案が採用されて、無事に予定していた演出ができました。思い出深い経験ですね。
 
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大迫力の炎の演出も安心・安全・万全をモットーに
長澤 この10年で、様々な出逢いや経験を重ねてこられたのですね。それにしても、御社のお仕事はエンターテイメントとしての魅力とお客さんの安全性、その両方を最大限に考慮しなければいけない。何だか究極のサービス業という感じがします。
 
小峰 私も特殊効果の仕事は、技術業ではなくサービス業だと考えています。これは、先代からの変化にも通じるのですが、従来のこの業界にはカタログが存在しませんでした。通常の業種なら、自社の商材を説明するために、パンフレットや資料をつくりますよね。なぜ、特殊効果業界にはないのかと入社前から疑問で、それでカタログを制作しました。
 
長澤 まさにサービス業としての捉え方ですよね。入社前に、他の世界を経験したからこその視点だと思います。
 

特殊効果を臨場感そのままに動画でカタログ化!
小峰 ただ、さすがに爆破商材の説明は紙や言葉ではできません。たとえば 「ハリケンジャーの第何話の、あの爆破は弊社が担当して・・・」 と話しても伝わりませんから(笑)。なので、YouTubeに動画をアップし、カタログの代わりとしても合わせて活用しています。
 
長澤 確かに、その説明だけだと、私でもわからないかも(笑)。その点、動画はいいですね! あらゆる手段を使って自ら発信していくことは、どの業界でも大切ですよ。特殊効果業界を外から見た時代は、決して回り道ではなく、小峰社長にとって大きなプラスになっていると感じます。
 
 
 
 

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