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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 茨城県出身。幼少期よりマンガやアニメを愛好。高校3年生の大学入試直前にアニメ業界に進むことを決意し、代々木アニメーション学院に入学した。アニメ監督コースにて作品の制作進行の技術やノウハウを学んだ後、大手アニメ制作会社の(株)童夢に就職。制作進行として、テレビアニメの制作に携わる。以後、友人や上司に誘われる形でいくつかの制作会社に勤務し、2013年5月に、(株)クラージュを設立した。
 
 
 
日本の文化とも呼べるアニメ。夢に満ちた世界に、誰しも一度は目を輝かせたはずだ。アニメ制作を手がける株式会社クラージュの寺谷輝紀代表取締役もその一人。そんな夢の世界に関わるため、アニメ業界に飛び込んだ寺谷社長を待っていたのは、理想と現実の差。過酷な労働環境に心が折れそうになる瞬間もあった。しかし、寺谷氏は今も制作現場を奔走している。失敗をしても諦めず、周囲の助けも得ながら前に進み、会社経営をするまでに成長してきたその語り口には、自分の限界に果敢に挑んできた重みがある。
 
 
 

多くの人と時間を費やし、生まれる作品

 
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インタビュアー 相原勇 (タレント)
相原 株式会社クラージュさんはアニメ制作を手がけているそうですね。私も以前、『おばけのホーリー』 というアニメで主題歌を歌ったことがありました。
 
寺谷 それ、子供の頃に見ていましたよ! 今でも口ずさめるくらい、歌もよく覚えています。
 
相原 そうなんですか! ありがとうございます(笑)。私が担当したのは歌うことだけでしたから、制作現場がどのようなものなのかは全然知らないんです。ですので、制作手順のお話をうかがえますか。
 
寺谷 わかりました。まず、シナリオと絵コンテを用意します。これは映画制作と同じですね。アニメでは次に原画チームが入り、それぞれのシーンに大まかな動きを付けていきます。そしてそれらを演出家や作画監督がチェックするんです。さらにその後、作成された原画を修正しながら、動画チームが細かい動きを加えていき、仕上げをするチームが彩色をして完成となります。
 
相原 完成までそんなにたくさんの工程をこなすんですか!?
 
寺谷 はい。かなり労力がかかるんですよ。たとえば30分のテレビアニメでは4~5000枚の絵が必要です。大体、1話ぶんのアニメをつくる場合スタッフは100名ほど必要になります。それだけの人数だと、意思や連絡の伝達をしっかりしておかなければなりません。そのため、スムーズな作品制作が行えるようチーム間を取り持ち調整する役を務めるのが、私の担当する制作進行という仕事なんです。
 
相原 作品づくりにチームワークは欠かせませんが、寺谷社長はみんなを繋ぐ、いわばパイプ役なんですね。縁の下からチームを支える素晴らしい仕事だと思います!
 
 
 
 

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