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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

故郷・利島の宝!
椿油の魅力を多くの人に

 

故郷の利島は椿油の生産量で日本一!

 
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ヤブ椿は12~4月頃に花が咲き、9月中旬より実の収穫が始まる
川上 そもそも、梅田社長が椿油に注目されたきっかけは何だったんでしょう?
 
梅田 私が生まれ育ったのは、先程お話いたしました 「ヤブ椿」 の産地でもある利島です。東京から南に約140kmの太平洋上に浮かぶ、周囲約8km、人口約300人の小さな島ですが、周辺は豊かな漁場としても有名で、島のすぐ近くではイルカも泳いでいます。また、島の8割が椿林に覆われ、島内で採れた椿の実からつくられた椿油は島の特産品。生産量はもちろん日本一、ヤブ椿は希少価値が高く、世界の5割が利島で生産されていると言っても過言ではないですよ。
 
川上 え! 世界の5割とは、驚きの数字です。利島村では昔から椿油の生産が盛んだったのですね。
 
梅田 そうです。利島の椿農家は、春、夏には段差のある椿林の手入れをし、秋から冬にかけて椿の実を一粒ずつ手で拾い集め、実に含まれる油を抽出して椿油をつくります。後継者不足ため、島に残されたお年寄りがこの重労働を担い、島の産業を支えています。今でも故郷の椿林で頑張っておられる一人ひとりのお顔が浮かんできますね。
 
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川上 椿の実を拾い集める作業は腰に負担がかかるし、さぞ重労働でしょう・・・。
 
梅田 おっしゃる通りです。私は、現在のクラシエフーズにあたるカネボウフーズという会社に22年間勤務していましたが、もともと体力と情熱が残っている50歳で起業しようと決めていました。化粧品会社に知り合いが多かったことから、故郷の特産品である椿油の可能性に着目したのです。椿油の可能性、付加価値を創造することで、故郷の利島、社会にも貢献できると考え、椿油を使った化粧品で起業を決意しました。
 
川上 そうでしたか。この 「美椿」 シリーズに、梅田社長の故郷への思いが込められていることがよくわかりました。パッケージも鮮やかな赤い色で、とても素敵です。
 
梅田 ありがとうございます。このパッケージは、椿のイメージを押し出し、「消費者が思わず手に取ってみたくなる」 をコンセプトに開発しました。まずは、消費者の方々に 「美椿」 の良さを知ってもらうことが私の仕事です。困難だからこそやりがいも感じています。「美椿」 に対する潜在的なニーズは、とても大きいものがあると思いますよ。
 
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豊かな自然に恵まれた利島。約20万本もの椿林が広がる
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若者の椿産業離れが進み、高齢者が重労働に従事している
 
 
 
 

 


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