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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

アロハ精神と確かな技術
新しいスタイルの整骨院

 
 
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リラックスし、前向きに施術が受けられる雰囲気づくりを欠かさない
 人間の体って我々が思うよりも、ずっと精巧にできていますからね。
 
丸山 そうなんですよ。二足歩行自体が、骨や筋肉、関節の反射、脳の指令など絶妙なバランスで成り立っている 「奇跡」 なんです。だから、そのバランスが少し崩れただけで、体に異変が起きてしまう。逆に言えば、その微妙な変化を修正してあげれば簡単に元の状態に戻すことが可能なんです。
 
 病は気からと言いますが、心のバランスが崩れても体に異変が起きてしまうことってありますよね。たとえば交通事故で被害に遭われた方で、比較的軽症だったのに、なかなか改善しない人もいると聞きます。そういう人は事故のトラウマを引きずって後ろ向きに生きているから、「自分はまだ治っていない」 「また痛くなったらどうしよう」 とマイナスの先入観に囚われてしまっているんじゃないでしょうか。
 
丸山 そういった方を多く見てきました。だからこそ、「起こったことは仕方がない。嫌なことは忘れ、自分の体をよくすることだけを考えましょう」 と、治療の前に気持ちが前向きになるよう働きかけます。できるだけ患者さんの気持ちに寄り添って、親身になって会話をすることで、患者さんにどんなアプローチをすべきか、推測するよう努めているんです。
 
 

患者さんに効果的な接し方のできる役者たれ

 
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 会話を通じて患者さんの体だけでなく、心のありようも把握するんですね。ぼくも経験があるけど、自分のメンタル次第で、怪我の治癒スピードが左右されることってありますよね。
 
丸山 はい。城さんのようなスポーツ選手は、自分自身で体のバランスを整える能力が高いから、故障も多いけど治癒も早いんです。それに 「早く治したい」 という前向きな気持ちが大きいですね。おもしろい例を挙げると、姿勢の悪い女子高生に 「こういう姿勢をしなさい」 「こういう姿勢はダメだ」 と言ってもなかなか反映されないのに、「水着を着た時に、背中がキレイなほうがいいよね」 とアプローチすると、施術の回数をそれほど重ねなくても改善してしまう。本人に「治そう」という気持ちが生まれるからです。
 
 あはは。それは本当に効果的なアドバイスだ。
 
丸山 当院には小学生から90代のお年寄りまで幅広い患者さんがいらっしゃいます。骨格や筋肉量、筋肉の質は人それぞれ。なのに、同じアドバイスや施術をしていたら治るものも治りません。「医療は究極のサービス業であり、患者さん一人ひとりに対して親であり子であり、友人であれ」 と、私の師である整形外科の院長から学びました。師の役者ぶりは素晴らしいものでした。私もそのような医療人でありたいと思っています。
 
 同じサッカー選手でも、ぼくたち日本人と欧米人とでは体格が違うんですよ。ぼくも日本代表の試合やスペインリーグに移籍した時に、たくさんの外国人とぶつかり合い、フィジカルの差に驚かされました。食文化の違いなどもあるんだろうけど、欧米の選手は故障が少ないと聞いたこともある。そのあたりはどうお考えですか。
 
丸山 日本人が特別劣っているわけではないのでしょうが、向き不向きはありそうですね。持久力など欧米人よりも優れた面もありますし。でも、最近の若者は体格でも負けていませんから、世界で活躍する日本人選手は今後さらに多くなるでしょうね。