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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

老舗の味と企画力で
食の魅力を発信!

 
 
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こちらは芋ようかんの「滴」。チョコレートやレモンなどテイストは6種類
吉井 それは見逃せませんね! お芋だから和風と決めつけず、たくさん種類があることに驚きです。お芋とシナモンやコーヒーを合わせたら、確かにおいしそう。どんなふうに作るんですか?
 
栗尾 鳴門金時を蒸して、特製の蜜床に漬け込んでから乾燥させます。干し芋になるほどは乾かさないので、しっとりしているのにしっかりした歯ごたえが楽しめるんですよ。
 
吉井 なるほど。一口サイズで、ぼろぼろ崩れないから食べやすいし、塩昆布や一味なんて、男性の好みにもぴったり。新幹線の中でお酒を飲んでいる出張中のビジネスマンをよく見かけますが、そのおつまみにも良さそうですね。私も仕事でよく東京駅を利用するので、今度必ず買いに行きます!
 
 

育ててくれた実家に恩返しをしたい

 
吉井 栗尾社長は、ご実家の栗尾商店さんは継がなかったんですか?
 
栗尾 ええ、実家は兄が三代目として継いでいます。私は東京の大学で情報工学を学んで、卒業後はゲーム会社で働いていました。
 
吉井 食のプロデュースをされている今からすると、意外な進路ですね(笑)。
 
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栗尾 ゲームが大好きでしたから(笑)。それに、父は 「兄弟で違う仕事をしたほうが、いざというときに助け合うことができる」 と考えていたんです。私も幼い頃からその考えを聞かされていたので、自分で栗尾商店を継ごうと思ったことはありませんでしたね。
 
吉井 お父上、説得力がありますね・・・。ゲーム会社ではどんなお仕事を?
 
栗尾 それがですね・・・、多角経営の一貫として飲食店をやるよう言われまして、瀬戸内料理の店を新宿に出して、その責任者を務めていたんです。
 
吉井 あはは、やっぱり食べ物に縁があったんですね(笑)。
 
栗尾 そうかもしれません(笑)。でも、その後は一度退社して大学の研究室に戻り、再就職してからはIT系の企業でソリューション営業などを担当してきました。転身を考えたのは40歳間近になってからなんです。