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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

外食産業で街の活気を取り戻す
前橋再生に懸ける老舗の新展開

 
 

フリーターでもいい
「使われ上手」になろう

 
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矢部 お話をうかがっていると、おもてなしの気持ちはもちろんのこと、鈴木社長の斬新なアイデアも、お客様を惹きつけている理由の一つだと感じました。発想が豊かでうらやましいです。
 
鈴木 考えたら、父親もお客様を楽しませるために突拍子のないことをやっていたなぁ。たとえば、回転寿司のなかった時代に、店内に川をつくって料理を乗せた船を流すというサービスを思いついてね。涼しげだから夏は大盛況だったんだけど、冬は寒いから人気がなくて(笑)。ただ、結果がどうあれ、私も新しいことを考えている時が一番楽しいね。当然、ゼロから作り出すには困難も多いけど、具体的な目標が見えていれば、辛いことも我慢できる。
 
矢部 “草食系” と言われる若者に聞かせたいお言葉ですね。最近は目標を持たない人も多いそうですから。
 
鈴木 目的が見つからないうちは、フリーターやニートとして過ごすことも無駄ではないと思うんですよ。私は寿司職人ですが、職人は修業に耐える忍耐力はあっても、柔軟な発想力がない人が多い。そういう人は、一流の職人にはなれても、一流の経営者になることはできません。
 
矢部 鈴木社長は一流の職人でありながら、一流の経営者でいらっしゃって、素晴らしいことですよね。
 
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鈴木 いえいえ、一流じゃないから、周りの人の知恵を借りるんですよ(笑)。確かにアイデアは思いつくけど、それは前橋が好き、前橋を良くしたいという思いから来ているんだよね。理由はどうあれ、何でも体験してみることは良い。失敗もして、人に叱られて、それで人間は大きくなっていくんです。将来、経営者として上手に人を使っていきたいなら、フリーターでも会社勤めでも、下積み時代に 「使われ上手」 になることですよ。
 
矢部 使われ上手は、コミュニケーション上手にもつながりますね。
 
鈴木 そう。相手を楽しませたい、相手に好きになってもらいたいと思えば、通り一遍のコミュニケーションではだめ。相手が予想もしていないようなことをして初めて、気を引くことができるんですよ。サービス業も、恋愛も同じかな(笑)。
 
矢部 言い得て妙ですね。前橋市の活性化のため、今後も頑張ってください。Z-BARの成功を、お祈りしています。
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 有限会社初日
 ■ 本社 〒371-0804 群馬県前橋市六供町554-3
 ■ 事業内容 寿司・割烹店/各種イベント出店
 ■ 設立 昭和39年11月
 ■ 従業員数 21名
 ■ ホームページ http://www.hatsuhi.co.jp
 
 
 
 

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