B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

外食産業で街の活気を取り戻す
前橋再生に懸ける老舗の新展開

 
 

究極のバーを目指した 「Z-BAR」

 
120523_k0769_g02.jpg
矢部 百戦錬磨の鈴木社長でも、予測できないことがあるんですか?
 
鈴木 そりゃ、あるよ。たとえば、今年2012年5月に、いわゆる原価バー 「Z-BAR (ジー・バル)」 を2店舗オープンしましてね。最初の2店はビジネス街に、次は商店街や駅前、住宅地と大学に近接した場所に出店を予定していて、それぞれシチュエーションが違うんですよ。
 
矢部 それには、どのような意図が?
 
鈴木 原価バーって東京では話題になっていても、前橋市で受け入れられるかは未知数。どんな客層に支持してもらえるかも、予測できません。でも、1店の売上げだけを見て、「売上げが悪いから失敗」 とは断定できない。
 
矢部 確かに、飲食店は立地や客層によって、売上げが左右されますからね。
 
鈴木 そう。別の立地であれば成功した可能性が否定できないうちは、早計な判断はできないんじゃないかな。だから立地の違う店舗を複数見て、様子を見定めよう、と思っています。
 
120523_k0769_ex04.jpg
前橋の活性化の期待を担い、2012年5月にオープンしたZ-BAR
120523_k0769_ex05.jpg
ウィスキーはなんと1ショット60円から。種類豊富に取り揃えている
矢部 なるほど、初期投資はかかっても、次の店舗展開が安全かつ効率的にできますものね。ところで、「Z-BAR」 という店名の “Z” の意味が気になります。
 
鈴木 最初は群馬県の “G” から 「G-BAR」 にする予定だったのですが、「群馬で終わりにしたくない」 という鈴木社長の想いを受けて、“究極” の意味を込めた “Z” にしたんですよ。
 
矢部 X・Y・ZのZ-BAR! 格好いいですね。
 
鈴木 入場料をいただけば、ドリンクもフードも原価でお出ししますし、持ち込みもOK。時間制限もなく、開店から閉店までいてくださってもいいんですよ。
 
矢部 持ち込みOKで時間制限なしだなんて、採算が合うんですか?
 
鈴木 板前や仲居の人件費がかからないぶん、ランニングコストを抑えることができるので、多くの方に利用いただければ充分に採算は取れます。そもそも、Z-BARは収益を得るために出店するわけじゃないからね。
 
矢部 では、どのような目的で?
 
鈴木 近年の不況により、会社勤めの方々が繁華街に繰り出す機会が減りました。「家飲み」 が流行っていますが、やっぱり仕事でストレスもたまるし、息抜きに外で飲むことは必要だと思いません?
 
矢部 わかります。私の店にも、リフレッシュを目的にビジネスマンの方が来ますもの。
 
鈴木 接待も、ビジネスの活性化に不可欠。このような機会が縮小されてくると、人々の気持ちが萎縮してくるように思うんです。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事