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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

親身な提案型営業で
最適な中古車を提供

 
 

学生時代から目標は
「社長になること」

 
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事務所の机に並ぶミニカー。「こんな車が欲しいな」 とイメージが膨らむ
大路 田中社長は、自動車業界に長くいらっしゃるのですか。
 
田中 そうですね、大学卒業後すぐにトラックの販売会社に就職して以来です。大学時代は理学部の数学科を専攻していたので、周囲はIT企業や教師を目指す学生ばかり。そんな中で私は、営業成績次第で報酬も上がる、成果主義の企業を志望していました。私は当時から 「将来は社長になりたい」 と思っていたので、たまたまトラック販売会社の求人情報にあった 「様々な企業の社長と会える仕事です」 という記述を見て、「まずは社長と友達になろう!」 と入社を決意したんです。
 
大路 え、学生時代から社長を目指して動き出していたんですか? 
 
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田中 はい(笑)。 実は、当時から遊び半分でビジネスのようなことも行っていました。スーパーのバイト時代にはビールの販売キャンペーンを企画して実行し、売上げを伸ばしたり、大学のアルバム委員会に所属してスポンサーから旅行をプレゼントしてもらったり・・・。
 
大路 アルバム委員会って、初めて聞きました。でも、旅行をプレゼントしてもらうって、どういうことですか?
 
田中 当時は、印刷会社や撮影の業者と組んで卒業アルバムを作って売る委員会が学内にあったんですよ。でも、就職活動で忙しくなる4年生になると、撮影しようにも学生は集まらないし、注文もとれない。そこで、先細りになっていた活動を建て直すために、私たちは3年生の時に撮影をし、卒業式に参列している親に営業をかけたんです。すると、見事売上げがアップ! その褒美に、スポンサーから委員会のメンバー全員にスキー旅行をいただいたわけです。
 
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東京都中古自動車販売商工組合からは感謝状を授与された
大路 すごい、ビジネスとして成立していますね! きっと、当時のご経験が今に生きているのでしょうね。
 
田中 今思えば、ですけどね(笑)。 経験から学んだこともさることながら、人から教わった部分も多いと思いますよ。たとえば、トラック販売会社入社後は全国有数のトップセールスマンの上司に付いたものの、その方はもちろんご自身の仕事で忙しいですから、丁寧に教わるって雰囲気ではない。とにかく、見よう見真似で吸収していきました。その会社には5年間在籍しましたが、おかげさまで我ながらいい数字を上げられるまでになったんです。