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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 デュアル・ディー 代表取締役 太田裕子  

 
プロフィール 神奈川県出身。小学生の時に始めた水泳で才能が開花し、平泳ぎでジュニアオリンピックに出場。学生時代も水泳に打ち込んだが、高校3年生を最後に現役を引退した。その後、栄養士の専門学校に通うも卒業後はスポーツクラブに就職。その過程でダンスと出会い、本格的に学び始める。そしてフリーランスのダンスインストラクターとなり、平成19年に教室を開講。スタッフの増加に伴い(株)デュアル・ディーを設立した。
 
 
 
「ヒップホップはアウトローのファッションとイメージが魅力。でも、生き方までアウトローじゃダメですよね」 と語る株式会社デュアル・ディーの太田裕子社長。キッズを対象にしたダンススクールを運営する太田氏が、レッスンの中で大切にしているのは 「礼節」 だ。社名に込められた 「二つの “D”」 は、ダイア (Diamond) の原石である子供たちの夢 (Dream) を叶えたいとの願いであり、そのために不可欠なのは礼節だと考えている。
 
 
 

ダンサーとして生きるか
教育者として生きるか

 
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インタビュアー 川﨑麻世(タレント)
川﨑 デュアル・ディーではキッズを対象にしたダンススクールを運営しているそうですね。太田先生ご自身、ダンサーご出身なんでしょうか。
 
太田 以前はダンサーとしてのスキルを磨きつつ、フリーランスのインストラクターとしても活動していました。当時はダンスグループが爆発的人気を呼んでいまして、スクールの人気もすごかったんです。私も多忙が続き、自分のダンスに打ち込むことができなくて。有名グループのバックダンサーとして踊らないかという話もいただいたのですが、お断りしました。
 
川﨑 せっかくの話だったのに、もったいないですね・・・。
 
太田 確かに当時はとても迷いました。でも、自分はプレーヤーではなくて、インストラクターのほうが向いているし、私の代わりができるインストラクターもいないように感じてしまって。技術的に優れた人はいたんですが、子供たちに 「人としての生き方」 を教えられる人が少なかったんです。
 
川﨑 人としての生き方というと?
 
太田 私たちが踊っているヒップホップって、アウトローというか、少し路地裏の不良っぽいイメージがあるでしょう? もちろんそれはイメージだけで、ダンスやファッションはアウトローでも、人生までそうなってはいけません。だから私は子供たちに、挨拶はもちろん、脱いだ靴の揃え方までしっかりと教育してきたんです。
 それに、子供たちというのは先生に対して憧れを抱いていますから、みんなの前で、彼ら彼女らが真似をしそうなことはしないようにしてきました。たとえば、私が煙草をふかしていたら、それが格好いいことだと勘違いして真似する子供がいるかもしれない。そのあたりまでを認識できているインストラクターが少なかったように思います。