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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人の心に温もりと喜びを伝える
日本発のステンドグラスランプ

 
 
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成田 教会などのステンドグラスの本場はヨーロッパですよね。でもステンドグラスランプの発祥は、実はアメリカなんです。宝飾ブランドティファニーの創業者のご長男でルイス・コンフォート・ティファニーという方がいて、画家を目指してヨーロッパに渡り、現地のステンドグラスに影響されて創作したのが、皆さんがよくご存知の、色ガラスのパーツで構成されたステンドグラスランプなんです。
 当時はエジソンが発明した電球が普及しはじめていた頃で、電球の光を通して色彩豊かな輝きを演出するランプが人々の心を捉え爆発的に広がりました。ですから、ステンドグラスランプは通称 「ティファニーランプ」 とも呼ばれるんですよ。
 
時東 ガラスの花や宝石箱のように綺麗なステンドグラスランプは、ティファニー家からの贈り物だったのですね。素敵な誕生物語ですね。
 
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上がステンドグラスランプ、下がレリーフランプ。
デコライトではテーブルなどファニチャーも扱う
 
成田 ヨーロッパのステンドグラスは、色ガラスの素材を組み合わせるのではなく、ガラスの表面に絵を描いています。だから、ステンドグラスランプとはまた違った、趣のある深い表現になっています。
 また、ヨーロッパでは20世紀フランスの芸術家エミール・ガレがアール・ヌーボー様式を取り入れて、被せガラスにエッチングする技法を活かしてランプや花瓶などを製作し、深みのある光の世界を演出しました。こちらは通称 「ガレランプ」 と呼ばれています。私たちデコライトではレリーフ (浮き彫り) ランプと呼んでいます。
 
時東 こちらですね。こちらも素敵ですね。上下2つのランプがシックな花模様を浮き上がらせて、しっとり落ち着いた雰囲気です。
 
成田 ティファニーランプもガレランプも、美術館などで彼らの作品に触れることができます。でも、非常に高価ですし、アメリカやヨーロッパの住宅事情に合わせて創っていますから大振りなんですよ。デコライトではこの趣深い光の世界をもっと身近に楽しんでもらおうと考えて、日本の住宅事情に合わせてテーブルスタンドなど小振りのランプをオリジナルで創作し、手頃な価格で提供させていただいています。 
 
 

美しさへの夢がステンドグラスランプに出会うまで

 
時東 成田社長がステンドグラスランプと出会うまでのことも教えてください。
 
成田 もともと興味があったのは服飾の世界だったんです。高校生の頃はファッションデザイナーになりたかったのですが、実際は生活のために車のディーラーやフリーター、契約社員などをして働く毎日でした。そんなときに、息抜きで行ったペンションでステンドグラスの1日体験教室があって、軽い気持ちで参加してみたら、見事にハマッてしまって(笑)。