プロフィール 北海道出身。グラフィックデザイナーとしてキャリアを積む中で、一瞬見られたら捨てられる運命のポスターや案内チラシに無常を感じ、新聞広告を見て土地家屋調査士の資格の勉強を始める。合格率5%という難関をクリアし、平成15年、資格取得。翌年1月に三浦土地家屋調査測量事務所を開業。以来、士業にありがちな堅苦しさを見せない顧客対応で多くの実績を残してきた。
土地や建物を登記したり、現状を正確に測量したりする仕事「土地家屋調査士」。土地の境界線や相続などの不動産の分割の相談にも応じる、不動産に関する手続きのエキスパートだ。三浦土地家屋調査測量事務所の三浦清美氏もその一人。誠実なその人柄と、わかりやすさを心がけた説明で、多数のクライアントと信頼を築き上げてきた。「もっと土地家屋調査士のことを知ってほしい」と願う三浦氏に、この仕事の意義や魅力について語っていただいた。
土地や建物の登記に欠かせない仕事

インタビュアー 川﨑麻世(タレント)
川﨑 本日はよろしくお願いします。三浦代表の肩書き 「土地家屋調査士」 というのは、我々にはあまりなじみがないですが、どのような仕事をされているのですか。
三浦 土地家屋調査士は国家資格で、不動産登記法という法律に基づいて法務局に不動産を登記する仕事をしています。人には戸籍謄本があり、会社には登記簿謄本があるのと同じで、土地には土地の謄本、建物には建物の謄本があるのです。ただ書類を作成して登記するだけではなく、必要に応じて現地での調査・測量も行います。
川﨑 調査というと、住宅地などで測量機械をのぞいている人をときどき見かけますね。
三浦 それが私たちです。ちなみに、測量に木の三脚を使っていたら 「土地家屋調査士」、アルミの三脚を使っていたら 「測量士」 かな、と思ってください。土地家屋調査士は1ヶ所で何十ポイントも測量するので、重くて安定する木の三脚を使います。測量士は広い範囲を移動してあちこちで測量するので、軽いアルミの三脚を使うのかなと思います。必ずしもそうだとは限りませんけどね。
川﨑 道具の違いから業務の違いがわかるんですね。面白いな。一つ勉強になりました。では 「土地家屋調査士」 のほうの仕事について、より具体的に教えてください。
三浦 新築の家屋の場合で説明しましょう。家が完成すると、私たち土地家屋調査士が、建築図面と実際に建てられた家のサイズが合っているかどうか、現地で調査を行います。そして、その土地や家は誰のもので、各階がどのような広さになっているかを記した書類を作り、法務局に登記申請をします。ご依頼は主に工務店や建築士さんから紹介された施主からいただきます。多くは施主が入居されるまでに仕事が完結します。
川﨑 施主は建築士さんや工務店の担当者とは付き合いができるけど、それと別に動いてくださる専門家もいたんですね。まさに縁の下の力持ちだ。僕らは土地家屋調査士の皆さんのことをもっと知って、感謝しないとな。




