B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

アニメを拓く力を
我らの旗を掲げ展開する!

 
 
101215_k0318_g0003.jpg
大門 28歳で制作現場全体を任されていたわけだ。そこの社長も、あなたを手放したくなかっただろうに。
 
金子 実は独立を勧められたのが、その社長からだったんです(笑)。その会社は下請けを中心にやっていたんですが、私はどうしても自社レーベルの作品を創りたくなってしまって・・・。
 
大門 そういう、仕事バカになれる人間は僕は大好きですよ。それでこそ本物のプロデューサーだよね。
 
金子 そこの社長もポジティブな経営判断をされる方でしたから、この際、分社独立という形でやってみないかということになりまして、2007年12月に元請け会社としてプロデュースを行うシルバーリンクを立ち上げさせていただきました。
 
 

スタッフ層の厚みがプロダクションの価値を高める

 
大門 自分たちの旗を掲げたわけだね。仕事への意気込みも格段に違ってきたでしょう。実写の世界もそうだけど、プロデューサーの意気込みはスタッフに伝わり、良い作品づくりへと結びついていくものです。金子さんが社長なら、シルバーリンク・レーベルには今後も大きな期待が持てそうだ。
 
101215_k0318_d02.jpg
 
金子 自分たちの作品を創るために旗揚げしましたから、職人集団よりも創作者集団を目指したいと考えています。そのために、社員もアニメの仕事ができる人を中途採用するよりかは、意欲ある新人を育成していくスタンスを採っています。
 
大門 「創作者集団にするための新人育成方法」って、興味深いな。たとえばどうされるんですか?
 
金子 一緒に作品を創る仲間だという意識を高めることが第一ですね。私のことは「社長」ではなく「金子さん」と呼ばせています(笑)。
 企画書は全部オープンにして、若手のプロデュース・スタッフに読ませます。企画書づくりは他社であればプロデューサーの専任業務ですが、立案者として彼らの評価や意見も共有してからメーカーに出しているんです。会社の財政も入社2ヶ月目ぐらいからオープンにします。そうやって経営感覚を持ったプロデューサーを育てています。
作画スタッフに関しては、下の人間に、本当はそこまで必要でない1ランク上のテクニックを、チーフクラスの人間に教えさせています。キャリアを積んだ人間には技術がありますし、若い子たちには鋭い感性がある。お互いの良さを活かしあえば、シルバーリンクの品質に年輪のような厚みが年々加えられていき、やがて大きな財産となるはずです。会社のシステムやルールも全員で話しあって決めています。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事