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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

有限会社 エイムクリエイツ 代表取締役 久保貴史  

 
プロフィール 東京都出身。2000年1月に建築会社のサラリーマン生活から心機一転、個人事業主としてペット食用草の販売業を創業。業界の通例から外れた商品に疑問を投げかける同業者も多かったが、その後、順調に売上を伸ばし、年間120万個を売り切る人気商品に成長させた。2002年に法人化。その後もアイデア溢れるペット用品を世に送りだし、業界きってのアイデア企業として認知されている。
 
 
 
ヒット商品が生まれづらい世の中になっている。背景には消費者の価値観の多様化や、商品力の弱体化により真の売れ筋商品が誕生しづらくなっている事情があるとの指摘がされている。そんな中、従業員わずか14名の小さな企業が生み出すアイデア商品が次々にスマッシュヒットを記録し、成熟産業であるペット用品業界で話題になっているという。その企業とは有限会社エイムクリエイツ。久保貴史社長に、お話をうかがった。
 
 
 

年間120万個の大ヒット商品
「ペットグラス」を開発

 
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インタビュアー ギャオス内藤(タレント)
内藤 今日は埼玉県にある有限会社エイムクリエイツにお邪魔しています。こちらに並んでいる「草」が御社の主力商品とうかがいましたが、これは・・・?。
 
久保 はい。商品名を「ペットグラス」と言いまして、犬や猫などといったペットの食用の草です。植物を食べるの?とよく聞かれますが、特に猫たちは喜んで食べますし、胃に溜まった毛玉を吐き出させる効果があります。おかげさまで、年間で120万個ほど出荷させていただいております。
 
内藤 年間120万個といったら、業界ではかなりのヒット商品なんじゃないですか? その要因について、久保社長はどのように分析されていますか。
 
久保 競合会社が少ないですし、今後も参入してこないでしょうからね(笑)。商品が生き物(植物)ですから、常に水をやったり、生育環境に気を使わなくてはならないなど管理に意外と手間がかかるので、大手メーカーも手を出さないのです。この商品については私どもがいわゆるパイオニアでして、ノウハウも蓄積していますし、シェアもほとんど独占しているので、なかなか切り崩せないのだと思います。
 
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こちらがペットグラス。エイムクリエイツ社自慢のヒット商品だ
内藤 意外なアイデアが独占市場を生みだしたということで、他業種にもヒントになりそうですね。しかし、そもそもどうしてこの商品を思いついたのですか?
 
久保 私の実家は昔、園芸商材のメーカーを営んでいまして、猫に毛玉を吐き出させるための猫草の栽培キットを販売していたのです。私は勤めていた建築会社を平成12年に辞めて、心機一転、新しいことを始めようと思っていて、これはもっと本格的な商売にできると考えたのがきっかけでした。