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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 愛知県出身。「プロシンガーになる」という夢を抱いて上京。生活との両立を図りながら音楽の勉強を続けるために人材派遣会社に登録した。その後、登録先の大手人材派遣会社に就職し、ステップアップを経て東日本統括責任者を務めた。その際に人材教育の必要性を上申するも拡大路線優先の上層部と方針が合わず、部下から懇請される形で人材派遣業を設立。後に娘の幼年保育に参加する中で子育て業界の現状に疑問を感じ、2009年、理想の保育サービスを志して総合子育て支援事業を立ち上げた。
 
 
 
大手人材派遣会社で要職を務めた尾﨑卓治社長は、かつての部下から請われて登録制人材派遣業の株式会社パットコーポレーションを2004年に起業した。さらに自らの育児経験から地域の子育て支援不足を痛感し、2010年に渋谷区に開園したのが、保育園「キラキラキッズナーサリー」である。月極保育以外に一時保育を充実させるなど、利用者のニーズに幅広く応える総合子育て支援事業を目指している。
 
 
 

周囲の要望に応える形で
人材派遣会社を立ち上げ

 
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インタビュアー 時東ぁみ(タレント)

時東 尾﨑社長は人材派遣業と子育て支援事業の二つの会社を経営されているそうですね。まず起業のきっかけをお聞かせ願えますか?
 
尾﨑 事業を始める前は登録制の人材派遣会社で、東日本の統括責任者として拠点を管理する一方、東日本に新規拠点を作る責任者を兼任していました。新規拠点は、立地の選定から施設の立ち上げ、スタッフの募集、面接、教育などの過程のすべてに関わったのですが、ちょうど会社が株式上場をめざしている時期で、年間数十ヵ所の新拠点を作らなくてはなりませんでしたね。
 
時東 ハイペースですね。休む暇がなかったのではありませんか?
 
尾﨑 ええ。それで気がつくと、会社は非常に大きくなっていましたが、反対に社員の教育が全然追いついていない状態だったのです。私は社長に「規模の拡大よりも人材の育成を」と進言したところ、「教育より売上」と主張が対立し、会社側の意見に妥協できなかったのでやむなく退社しました。その後、かつての取引先や仲間など、周囲の要望に応える形で立ち上げたのが、登録制人材派遣業の(株)パットコーポレーションです。