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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

逞しい根に育つ花のような
マンパワーに優れた警備業

 
 
時東 大手警備会社に対抗する武器を探さないといけなくなったんですね。
 
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岩瀬 そうです。警備業界は熾烈な競争社会で、資本に勝る大手と同じことをしていたら勝てるわけがないんですよ。ではこちらに何ができるか? 私は早稲田の顔役みたいなことをしてきたから、幅広い人脈と、人の心を動かす機微だけは身についているわけですよ。それで、当時、神宮球場が警備を欲しがっているという情報を先輩から入手したのを皮切りに、別の先輩や多くの後輩たちからも「勤め先が新しい施設を造るらしい」といった話を聞くたびにすかさず営業をかけて、仕事をとって、常駐施設警備主体の今の業態を確立していったのです。
 

ISO9001レベルのマンパワー警備

 
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時東 岩瀬社長の最大の強みであるマンパワーが存分に発揮されたわけですね。
 
岩瀬 早稲田の人脈は広いですからね。例えば、来日したブッシュ前大統領の身辺警備の仕事が大学を通して舞い込んできたりして、驚きました。英語が話せる警備員を配置しましたが、テキサス訛りが通訳の限界を超えていて(笑)、随分泣かされたみたいです。
 
時東 でも、人が人を守るって、どこか温かみがあって、ホッとします。
 
岩瀬 そこですよ。私たちが大切にしたいのは、結局はお互いの信頼関係なんです。その人を本気で守りたい・その人に全力で仕事に打ち込んでもらいたいと思うから、こちらも全力でガードする。人と人の心の絆ほど頼りになる安全保障はないんですよ。
 
時東 こればかりは、どんなに優れたセキュリティ・システムも届かない部分ですから。
 
岩瀬 機械に頼らない代わりに、当社ではお客様の信頼を確保し、警備員を育てるシステムは非常にしっかりさせています。なにしろ応援団だから、躾に厳しい(笑)。警備員としての心構えや社会人としての礼儀・常識、コンプライアンス遵守の姿勢などをしっかり叩き込み、業務体系も徹底的にルール化して、2007年には品質管理の国際基準であるISO9001 を取得しました。社員の待遇面も、日払い・週払いが一般的な業界で固定給による安定雇用に努め、警備員の生活をしっかりと支えることで、当社の強みであるマンパワーを基礎とした警備を成り立たせています。