インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 エル プエンテ インターナショナルが扱う F+A(エフエイ) とは、どんなものですか。
藤原 街中を走る車やバイク、店舗などに備え付ける First Aid kit (救急箱) の一種です。設置店舗や車両には目印の F+A ステッカーが貼ってあって、救急車を待たずに周囲の人で協力して手当てができます。
矢部 AED(自動体外式除細動器) みたいなイメージですね。キットの中には何が入っているんでしょう。
藤原 実はAEDは心室細動を正常に戻すもので、心肺停止には無効ですし、初めての人はなかなか使えません。その点、F+A は人工呼吸や止血など幅広く対処でき、価格も約5000円と安価です。中には人工呼吸の方法の解説やフェイスシールド・消毒液・救急隊や医師に引き継ぐための情報伝達カードなども入っています。ケースは骨折部分を固定する添え木になります。
矢部 サイズも大きくないので、女性でも楽に持ち運べそうですね。この F+A を開発されたきっかけを教えてください。
藤原 私が子供の頃は、もっと助け合う心を持った世の中だったような気がします。今は事件や事故があるたびに、助けるどころか多くの人が携帯で写真を撮っている。その光景を見た時に 「世も末だ」 と思いました。そんな心を変えたい、変えなきゃいけない。全ての人の心や環境にこの F+A が必要だと思って、開発しました。
矢部 開発にはどれくらい時間がかかりましたか。

藤原 特許の関係や厚生労働省や総務省などに何度も足を運び、10年以上かかりました。やっと今年2010年の春から本格的に販売が始められて嬉しいです。ピップトウキョウさんやピップフジモトさんの全営業車に備えてあるほか、全国チェーンのバイクショップ 「ナップスNプロジェクト」 さん、湘南のサーフショップ 「ゴッデスインターナショナル」 さんでは販売も始まり、生命保険会社の女性ボランティアチームや、横浜ベイスターズさん、それに個人の方からもご購入いただいています。今後も順次販売網を広げる予定です。
矢部 これからもっと、どんどん世の中に広まるといいですね。
藤原 コンセプトは 「人の良心を広めていくツール」 です。F+A がきっかけで助け合いのマインドが人々の心に芽生えてほしい。そして社会貢献という特別なものではなく、5年後には日本中のスタンダードになるくらい普及させたいと考えています。
矢部 1日も早くそんな素敵な日が来ますように。本日はありがとうございました。
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