株式会社 イーストエッジ・パートナーズ 代表取締役 ジェーソン・ホルト
欧米人の視点で日本旅館を再生!
地域活性化の鍵は外国人観光客

ホルト そうですね。逆に言えば、そこにビジネスの機会があると考えます。例えば小さな宿でもリノベーションして再生し、Webサイトの表示言語を増やし、フロントでも外国語対応ができるようにするなど、やるべきことはたくさんあります。このように外国人ならではの視点でアドバイスできるのが弊社の強みです。外国語ができるスタッフがいない宿・観光施設に、弊社の国際化サービスで全面バックアップを提供しています。
さとう すっかり日本のビジネスシーンに馴染んでいる印象ですが、ビジネスの舞台として、ホルト社長からは日本はどのように見えますか?
ホルト ビジネスの透明性はアメリカのほうが高いです。仕事がしやすいのはアメリカでしょう。でも、日本にはビジネスチャンスが埋もれています。特に日本の田舎は、美しい文化や自然が、ビジネスに生かされないまま残っています。中国からの観光客が増えている今、彼らを地方に呼びこむ動きには大きなビジネスチャンスが伴います。
さとう 直近のお仕事について教えてください。
ホルト 今年2010年の7月から、長野県の白馬で、もともと外国人用に作られた外国人所有のホテルを、国内の日本人観光客のマーケットにも公開しています。「ザ・リッジリゾート白馬」 というホテルです。このパターンはおそらく日本初の例だと思います。他にも、いくつかのホテル・旅館の再生案件があります。

それらに対して、当社の海外での事業ノウハウを集結させて、外国人観光客の誘致及び外国人向けの不動産・サービス商品の新たな展開を促進します。それによって街全体を活性化するプロジェクトを、長野の観光地を中心に拡大しようと計画しています。たとえば野沢温泉村にデザインアパートメントホテルの 「アドレス野沢」 をオープンしたのは、その一環です。
さとう 自社のビジネスだけでなく、地元の経済のことまで考えてくださってるんですね。
ホルト 子供の頃から、社会貢献になることをしたかったんですよ。事業を続ける理由も、社会をより良く変える活動をするためにはお金が必要だし、会社として動いたほうが大きな動きになるからです。
沖縄にいたときに 「ゆいまある」 という言葉を覚えました。「助け合う」 という意味です。この言葉が示すように、日本と日本人の文化にはとてもいい要素があります。今後は日本を拠点にして、海外にも事業を広げていきたいです。
さとう 私も応援します。ぜひ成功しますように!



