B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

商品が語る安心と美味 一味違う!汕頭鰻(スワトーウナギ)の挑戦

 
 

「安心・安全・安定・美味」 を徹底的に追求

 
100324_k0131_d01.jpg
川村 「汕頭鰻(スワトーウナギ)」 を松阪牛と同レベルの極上ブランドに育てることが、親子二代の夢なんですね。
 
小嶺 そうです。実際、当社の鰻は他の中国産鰻とは比較になりませんから。
 私たちは年間平均気温が25~26℃という、鰻の成育に最適な環境の汕頭に、東京ドーム14個分の広大な養鰻場を造り、上流から引いてきた良質な水で、シラスから成魚まで丁寧に育て上げています。鰻は天然で育つと骨も皮も固くなってしまいますが、良い環境で養殖すれば骨も固くならず、皮も脂が載って柔らかく、とろけるような味わいになるのです。
 
川村 ああ、聞いているだけで、食べたくなります。
 
小嶺 蒲焼への加工も汕頭にある工場で行います。養殖から加工まで、製品作りには400人のスタッフが携わっています。白焼をして、串に通して蒸し、タレを付けるまでは流れ作業のオートメーションですが、微妙な焼き上がりなどは人の手で調整します。皆、現地の養殖場ができてから25年の年季を重ねて、素晴らしい職人に育っています。
 しかも、本格的な炭火焼きです。「中心温度95.6℃以上」 という最適条件を徹底していますから品質も安定していますし、タレも静岡のタレ屋さんから無添加高級醤油を送ってもらっています。このこだわりが、日本人の口に合う味を生むのです。
 
100324_k0131_g01.jpg
川村 そうなると、老舗鰻店の手作りに、一歩も引けを取りませんね。
 
小嶺 ありがとうございます。それと、何より私が強調したいのは安全性です。ISO9001はもちろん、日本の食品工場でも取得例が少ないHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point) も取得し、国際基準に沿った品質管理を前提に、国の認証を受けた管理担当者が、農薬や重金属の残留などを検査しています。中国国内でも突出したレベルの自主検査を徹底しているのです。
 また、トレーサビリティや生産履歴管理の面でも、出荷養鰻場から加工場まで、責任者の名前まで全てチェックできるようになっています。ホームページで見ていただければ、最終小売の冷凍パックからもロット番号で確認できます。
 
川村 ここまでやっているのに、「中国産だから」 という一言で引かれてしまったら、くやしいですよね。
 
小嶺 だからこそ、当社が先頭に立って 「中国産」 のイメージを変えていかなければならないのですよ。当社の方針は 「安全・安心・安定・美味」 です。「安定」 というのは、供給面に限らず品質面もハイレベルで安定させているという意味です。汕頭にいるスタッフも、商品の素晴らしさをお客様にアピールすることを任された私たちも、「安全・安心・安定・美味」 の標語をモットーにして、グループ一丸となって取り組んでいます。
100324_k0135_ex03.jpg

清冽な水をたたえる水源ダム。ここから専用水路で下流の養鰻場まで水を引く。汕頭鰻の豊かな風味は、この水が育む。