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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社ワールド・パック 代表取締役 越 直人

徹底したエビデンスに基づき
多種多様な優良商材を展開

 
 
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 いや、むしろ自分が 「やり遂げた感」 より人に 「助けられた感」 のほうが強いです。そもそも 「当社の商品を買っていただいた」 というのがそういうことですから。
 そのくせ私は人と組めないんですよ。基本的に個人プレーが好きなんです。会社という組織があるのはいいけど、何人かで組んで何かを達成しても誰の功績か分からないじゃないですか。それがすごくイヤなんです。昔趣味で車のレースをしていた頃も、耐久レースには出ませんでした。1人で走り抜くものしかやりませんでした。100分の1秒でも一番速い奴がエライ。そういう簡単なロジックがいい。
 
矢部 ビジネスはそうはいかない部分も多いですよね。
 
越 だから私は、ビジネスは 「あいつに助けられた感」 が強いんですよ。
 
矢部 その自覚があるから、周囲の方がいつも助けてくださるんじゃないですか? 天狗になったら、皆離れていってしまうと思いますよ。
 
 そうかもしれないね。それと、私は、レースの話と矛盾するかもしれないけど、自分だけ儲けるのがイヤなんです。事業の収益はケーキと一緒で、8人いれば8等分すればいい。ところが、「俺は2個欲しい」と言い出す奴が必ず出てくる。何年か続けていると必ず出ます。不景気だと特にお金というスイッチが入りやすい。すると結局、人間関係も 「金の切れ目が縁の切れ目」 になるんです。そういうの、どうなんでしょうねえ。
 

 
失敗は考えない
成功をイメージしてどんどん進む
 
矢部 「気持ちでビジネスを展開したい」 という考えがよく分かるお話ですね。
 
 お金だけでビジネスをしても、それに関わる人たちの幸せに繋がらないと思うんです。
 私は以前、アジアからイチゴを輸入していました。同じ品種でもアメリカの半値で買えますから。でも、NPOの方に、アジアの農場で子供たちが労働力として搾取されている状況を教えられて、大変なショックを受けまして。私がイチゴを安く買って利益を上げられるのは子供たちが過酷な労働に耐えているおかげだと思ったら、罪の意識を感じましたよね・・・。だから今は、基本的には扱いを止めました。馴染みのお客様がどうしても欲しいとおっしゃるときだけ、利益を載せずに扱っています。
 
矢部 越社長の経営者像が分かる気がしてきました。では最後に、“仕事を楽しむ” ためのコツを教えてください。
 
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 失敗を恐れないこと。「失敗したらどうしよう?」 と考えながら仕事をしては絶対にいけない。取り返しのつかない失敗は避けるべきですが、取り返しがつくならまず駒を進めないと、仕事なんて絶対に進みませんから。とりあえず進める。そしてタームごとに振り返る。「ああ、危なかったな」 と思うこともあれば、「よかった。これでいい」 と思うこともあります。それでいい。どんどん進むほうがツキも回ってきます。
 
矢部 熱いですね! 熱くて、直情的で優しくて、その姿勢は誰から学んだのですか。
 
 出会ってきた方々は皆そうでしたから。若い頃からお世話になっている兄貴のような方たちが、今も私のことを考えてくださって、ひと肌もふた肌も脱いでくださいます。返しきれないほどの恩ですが、少しでも皆さんにお返ししていこうと思います。
 
矢部 これからも絆が深まっていきそうですね。私も応援しています。本日はありがとうございました。
 
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名株式会社 ワールドパック
 ■ 本社〒107-0052 東京都港区赤坂9-1-7 赤坂レジデンシャルホテル 215号
 ■ 事業内容食品販売及び輸出入/美容に関わる各種コンサルティング/美容雑貨販売
 ■ 設立昭和51年 5月
 ■ URLhttp://www.world-pack.co.jp/