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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社アルコ 代表取締役 染谷英樹

 
プロフィール 神奈川県出身。東京で育ち、中学卒業後は工業高等専門学校(高専)に学んだ。某運送会社系情報システム会社に就職してからは営業を担当し、16年間在職。順調に職位を上がった後、30代後半で退職。実父の営む雑貨輸出入業の(株)アルコに入り、定款変更と代表権継承を経て現在のシステム関連に業種を転換。以来、企業のコンピュータシステムの導入や管理および周辺業務全般を請け負い、低コストと丁寧な対応力を強みとして発展を続ける。
 
 
 
大手企業のITシステム管理を中核事業とする(株)アルコ。代表取締役の染谷英樹氏は、何よりも人と人とのつながりを大切にしている。20年も前の学生時代のアルバイトが縁で大手石油会社から受注したり、独立前の勤務先とも円満な関係を続けたり――。低コストの実現や小回りのきく体制づくりに加え、「お互いの顔が見える付き合い」 にこだわる誠実な姿勢こそが、時代の先端を行くITビジネスを支えているのだ。
 
 
 

16年の営業経験を経て独立

 
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インタビュアー 山川恵里佳(タレント)

山川 染谷社長のご経歴からお聞かせください。ご出身はどちらですか。
 
染谷 神奈川県鎌倉市で生まれまして、東京の世田谷で育ちました。私は機械いじりが好きで、中学を卒業してからは工業高等専門学校、いわゆる高専に進み、3年間通ってからさらに専門学校にも行きました。学生時代はアルバイト漬けでしたね。年賀状の配達やコンビニエンスストア、マクドナルド、焼肉屋、ガソリンスタンドなど、アルバイトならなんでもやりました。
 
山川 アルバイトに熱中した理由は? お金を貯めたかったのでしょうか。
 
染谷 そんな大それた目的はなかったんですが(笑)。 勉強は好きじゃなかったですし、これといってスポーツもやらなかったし、とにかく仕事がしたかった。早く社会に出て働きたかったんですよね。
 社会人のスタートは、某大手運送会社系列の情報システム子会社でした。学校で求人票を見たら家から近かったので、電話をして面接に行ったら翌日には内定の返事をいただけまして。そういう時代だったんですね(笑)。
 その会社ではハード関連かソフト開発の仕事をしたかったのですが、配属されたのは営業でした。そこは大手運送会社の子会社ではあったけれども、仕事の7割は親会社以外の企業から受注していたので、私はそちらの営業を担当していました。具体的にはコンピュータの販売やシステム開発の営業です。知識がまったくない状態で始めたのに、入社3日目にはもうお客様を持たされました(笑)。 ちょうどバブルがはじける前後の頃で、企業に電話して 「会ってください」 と言えば、大抵の会社の担当者に会っていただけました。