プロフィール 埼玉県出身。1969年、(株)マミーマートに入社。4店舗の店長を歴任する間に、営業時間の延長、生鮮食品の加工センターの設立など、新分野の事業にたずさわる。スーパーマーケットの清掃やメンテナンスを行うマミーサービス(株)の設立とともに、代表職に就任。2005年、健康サービス事業として温浴施設業界に参入し、さいたま市に 「小さな旅 むさしの湯」 を開業。2009年12月には埼玉県川越市に 「小さな旅 川越温泉」 を開業した。
美しい蔵造りの町並みが続き、NHKの連続テレビ小説 「つばさ」 の舞台となった埼玉県川越市。古くから 「小江戸」 と呼ばれ、連日観光客で賑わうその川越市に、2009年12月、新名所が誕生した。9種類のお風呂と3種類のサウナ、食事処やカットサロン、整体ルームなどを併せ持つ温泉施設 「小さな旅 川越温泉」 である。オープンに至るまでのエピソード、どんなサービスが楽しめるのかなどについて、深田保夫社長と奥野峰晴常務にうかがった。
1号店「むさしの湯」での教訓が生きた

インタビュアー 秋川リサ(女優)
秋川 午前中だというのに、もうお客様がいっぱいですね。
深田 おかげさまで。オープンして間もないせいか、日を追ってどんどんお客様が増えています。土日は家族連れやお子さんの来店も多いですよ。
秋川 お二人はこの 「川越温泉」 の前に、2005年にさいたま市で温泉施設1号店の 「むさしの湯」 を開業なさっているんですね。
深田 そうです。私は40年前にマミーマートに入社したんですが、会社の中ではいつも新しい仕事を担当してきまして。店長をやっていた頃は、それまで午後6時か6時半だった閉店時間を他社に先駆けて夜10時まで延ばしたり、食品の集中処理を行う生鮮加工センターを作ったり、店舗の清掃やメンテナンスを専門に行うこのマミーサービスという会社を作ったり・・・。 そのマミーサービスが、まったく新しい健康サービスの事業として手がけたのが 「むさしの湯」 「川越温泉」 などの温泉施設です。2004年に本社から奥野がやってきてコンビを組んで始めたのですが、「むさしの湯」 開業にあたっては苦労しましたね。
秋川 どんな苦労をされたんですか?

常務取締役 奥野峰晴
奥野 温泉にはややこしい許認可手続きが必要なんです。まず、温泉を掘るのに許可がいる。掘ったら、それを汲み上げるのに許可がいる。汲み上げたら、それを使っていいかどうかにも許可がいる。相手はお役所なので、こちらが予定したようにはスケジュールが進まず、結局、「むさしの湯」 は天然温泉が間に合わなくて、最初の一時期は沸かし湯でスタートしたんです。お客さんは厳しいですよ。駐車場まで来ていながら、「なんだ沸かし湯かよ」 と言って帰ってしまう。
秋川 それはつらかったでしょう。天然温泉というのは、それだけお客さまにとって魅力があるんでしょうね。




