株式会社人材コンサルティング&カンパニー CEO 兼 代表取締役社長 宮本剛獅
人材紹介業を通じ
雇用の拡大に貢献する

五十嵐 大変な実績ですね。秘訣は何だったのですか。
宮本 秘訣などありません。ただ、他人の3倍働いただけです。
実は、他人の3倍働くと、売上は3倍ではなく10倍になるのです。これは私の経験則です。なぜ10倍になるかというと、他人と同じ働きでは見えなかったものが見えてくるからです。
つまり、一種の発見ですね。一所懸命働いていると、それまで見えなかった「コツ」が見えてきます。このことで営業効率が飛躍的に高まります。それが楽しくて仕方がない。だからますます努力する。その結果、成果が10倍になるのです。
五十嵐 なるほど。今のお話はどの職業についても言えますね。
宮本 どんな世界でも成功の近道なんてないと私は思っています。「誰でもできることを、誰もできないくらい一生懸命に行うこと」その積み重ねが「化け」になるのだと思います。その後は合わせて4社のマネーブローカー会社の立ち上げや経営再建に携わり、2007年に当社を設立しました。
金融時代の経験を生かし人材ビジネスを開始

五十嵐 金融ビジネスから人材紹介ビジネスに転身された理由は何ですか。
宮本 「みんなに喜んでもらえるような仕事をしたかった」 ということです。
金融ビジネス時代は年収も億を超えるようになり、何不自由ない生活をしていました。トップセールスマンとして仕事も楽しかった。でも、何か心の片隅に満たされないものがありました。それで、ある日ふと 「お金を稼ぐためだけに自分の人生があるのだろうか?」 と思い、過去を振り返ったのです。すると、テニスをやっていた時代が精神的に一番充実していたことに気が付きました。
私が学校代表で試合に出場すれば学校が、クラブ代表で出場すればクラブが、本当に喜んでくれました。もちろん両親も喜んでくれた。私が活躍することにより周囲が喜んでくれたり、それを私も実感することができた。でも金融ビジネスでは、それが感じられなかった。だから 「よし、やっぱり人さまが喜んでくださる仕事のほうが楽しい」 と思ったわけです。
五十嵐 そこで重要なのが、どんな仕事なら喜ばせられるか、ですね。
宮本 そうです。私はトップセールスでしたので、自分の仕事観やノウハウを後輩に伝えるため、新人の採用と育成にもずっと関わってきました。また、プロスポーツを通じて相手の心の襞を読む能力も培っていました。ですから人材関係の仕事なら自分の経験と能力を存分に生かせると思い、3度目の転身先は迷わず人材ファームのビジネスを選びました。

五十嵐 そしてまず、外資系金融会社向けの敏腕ディーラーやトップセールスのヘッドハンティングから事業をスタートされたわけですね。
宮本 そうです。何と言っても、私が一番よく知っている世界でしたからね。それまでも多くの後輩を紹介したりして喜んでいただいていたので、人材ビジネスの楽しさは感じていました。そして2007年に、金融に特化したヘッドハンティング会社として法人を設立し、コンサル業界、IT業界、物流関係と事業範囲を拡大し、現在に至ります。



