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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社岩波海苔店 代表取締役 岩波克弥

海苔専業の心意気が香る
オリジナルのりが大人気

 
 
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韓国のりを扱い始めてからは組合にも加盟した。

岩波 2002年に、韓国のメーカーと共同出資で工場を造ったのが始まりでした。その前に日本で開催された食品展示会の韓国ブースをのぞいてみたら、韓国のりのメーカーが30社くらい出展していて驚きまして。その場で片っ端から食べて、一番美味しいと思ったメーカーの本社へアポなしで行きました。ところが、「韓国からのりを輸入したい」 と切り出したら、「輸入枠は持っているのか」 と聞かれたんですね。日本にあるのり業界の組合に入っていない会社には輸出できないらしいのです。当時の私は、そんなことも知りませんでした。じつは、先代は一匹狼な面もあって、どの組合にも所属していなかったのです。それで慌てて、のり業界の大御所さんにお願いしたら、「いいよ」 とすぐに入会させてくださいました。 
 
山本 そんなところでも、人に支えられていたのですね。
 
岩波 はい。そうして韓国と仕事をするようになり、当初は輸入だけだったのですが、やがて工場を造って自らメーカーになりました。すぐに大手スーパーさんに飛び込みで営業したら、のりは気に入っていただけたのですが、間に入る問屋を決めていないと言うと「それじゃ駄目だよ」とまた同じようなことを言われて(笑)。そこで今度は大手の食品商社に電話して営業担当者に会っていただくと、こちらはまったく無名のメーカーなのに、あっという間に量販店への納入を決めてくださったのです。会社同士の取り引きとして正式に契約していない段階だったので、先方の社内で少しもめたらしいですが(笑)。
 それからは、名古屋の焼き鳥チェーンさんや、老舗の百貨店さんなどにも商品を納めるようになりました。とにかく、工場を造った後で営業を始めているのですから、順番が無茶苦茶なんですよ(笑)。
 
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山本 でも、それも走り出したら止まらない熱意の現われですよ。では最後に、これからの目標を聞かせてください。
 
岩波 目標は昔から変わりません。「社会に貢献できる集団をつくりたい!集団にしたい!」です。「自分は周囲の人にどれだけ慕っていただけているのだろうか」ということを常に考えています。その気持ちを持ち続けて、いつか、私を育ててくれた世代の人にお返しができたらいいですね。
 
山本 恩返しができるといいですね。今日は長時間ありがとうございました。
 
 
 
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名株式会社 岩波海苔店
 ■ 本社〒104-0045 東京都中央区築地4-13-16
 ■ 事業内容業務用海苔の製造卸および小売業
 ■ 創業昭和43年
 ■ 従業員数7名 (パート含30名)
 ■ 主な取引先三井食品株式会社・ 株式会社菱食・株式会社日本アクセス・大都魚類株式会社・千代田水産株式会社・株式会社プリンスホテル
 ■ URLhttp://www.gampa.co.jp