プロフィール 神奈川県出身。東京都内の高校を卒業した後、レントゲン技師を経てアパレル販売員に転職。実績が認められ店舗立ち上げの担当となり、空間づくりの観点から家具に興味を持つ。その後、家具業界に転職。2年半後、仲間と共にオーダー家具の企画販売会社を始める。事業再編に伴い身を引いた後の2006年12月、3rd your life style shopを立ち上げ、 2008年8月、(株)3 rdを設立。現在は各地の家具産地の工房とも協力関係を結び、フルオーダー家具の企画・製作・販売業を展開している。
アパレル企業で出店プロデュース担当まで務めあげた男が家具業界に入った。シーズンが終わっても捨てられず、いつも人々の輪の真ん中にある商品を扱いたい―― それが家具だったからだ。使いこまれるほどに育ち、いつしかその人の生活に無くてはならないものになるフルオーダー家具。あくまで道具としての在り方にこだわりつつ、しかも単なる道具にとどまらない価値と魅力をたたえる3 rdの家具について、青木祥一社長に語ってもらった。
“3rd” の名に込めた様々な想い

インタビュアー 山川恵里佳(タレント)
山川 木の良さを生かした素敵な家具がたくさんありますね。店内もすごく居心地がいいです。
青木 ありがとうございます。ここはお客様のお話をじっくり伺って本当にいい家具を提供したいと思って始めた店です。駅前から適度に離れて隠れ家的な雰囲気がありますし、気に入っています。
山川 青木社長は何度か転職されてから家具の世界に入られて、それが3 rdという社名の由来にもなっているそうですね。
青木 はい。3rdにはいろんな意味を込めました。まずは私自身、ここが3つ目の舞台であること。販売員から始めたアパレルの世界から家具の世界に転身し、その後仲間と始めた青山の家具店で自分なりの家具販売業のスタイルを確立し、40歳になった1月3日の誕生日にこの店を開きました。3つ目でやっと理想の舞台を手に入れた。3rdにはそんな気持ちが入っているんです。

同じく当社の工場長にとっても、ここが3つ目の舞台です。私は職人ではないから家具を作ることはできません。でも、自分の理想のスタイルの家具販売を始めたくて、一緒にやってくれる作り手を探していました。ちょうどそのとき、個人の工房以外のあり方を模索していた彼と運命的に出会い、一緒にやっていくことになりました。この3rdは、工場長にとっても再出発の舞台なんです。
あと、当社はチラシやカタログを全て内製していまして、青山時代からお付き合いのあるデザイナーが制作を担当してくださっています。3rdはこの三人の志が一つになって始まった店です。3rdの3には 「我ら、三銃士!」という気持ちも入っているんですよ。
山川 それぞれのドラマが結晶してできたお店なんですね。それなら商品の家具へのこだわりも相当でしょう。店頭販売の他、フルオーダー家具も手掛けられているとか?




