プロフィール 福岡生まれの東京・世田谷育ち。友人と自警団を組織して活発な少年時代を送り、学業終了後は住宅・不動産会社に就職。在職中は住宅・不動産の飛び込み営業及び税務コンサルティング、各種交渉業務を行い、後にパソコンを使った住宅設計・積算を勉強した経験からITに興味を持ち、独学でSEに転身。2社約8年の修業を経て(株)サンタマインドを設立。異業種での営業・コンサルティング経験をフルに活かしたIT・ビジネスコンサルティング業務を行っている。
住宅営業のトップセールスマンだった稲葉剛氏。「自分は売れる」という自信と行動力で次々と大きな契約を成約する。顧客へのスピード対応を追求した結果、営業にとどまらず自ら設計ソフトを使いこなすまでになり、やがてそれがIT企業(株)サンタマインドの創業へとつながった。独学で勉強しSEとなるも、さらに自分を高めようと独立に踏み切ったのだ。「仕事は楽しむもの」と明るく言ってのける姿勢と華麗なる転身から学ぶことは多い。
自ら飛込み営業を志願する「変わり者」

インタビュアー 伊藤つかさ(女優)
伊藤 稲葉社長は、社会に出るまではどんな学生でしたか。
稲葉 悪さばかりしていましたね。犯罪こそ犯しませんでしたけれど、警察に叱られるようないたずらを考えついては、やっていました。そのうち警察官と顔見知りになりまして。大学に行く頃になると、「お前らも昔は悪かったよな」と懐かしがってもらったものです。
でも、それも悪いことばかりではなくて、近所で引ったくりが多発した時には協力を要請されました。犯人の特徴も教えてもらい、「警察より先に確保する」なんて言って、仲間でよく街をパトロールしましたね。
伊藤 今どきの子供にはいないタイプですね(笑)。 社会人のスタートは?
稲葉 ITとはまったく無縁の住宅・不動産会社に就職しました。特に不動産や住宅に興味があったわけではないんですが、とにかく営業がやりたかったんです。20数年、おとなしく机に座るデスクワークはできるはずがないと言われ続けてきましたから(笑)。それで、常に動き回れる営業職を希望しました。どうせなら大きな物を扱いたい気持ちが強くて、車、宝石、家・・・と考えて一番現実的な住宅・不動産業界を選んだのです。業務の中でも飛び込み営業がやりたかったので、飛び込み営業がないところは受けていません。

伊藤 普通は飛び込み営業は嫌がりますが、それを自主的に希望された、と。
稲葉 はい。まったく根拠はないのですが、自分には「売れる」という自信があったんです。もう確信に近い感覚ですが、展示場の待ちの営業より、飛び込みの方が手っ取り早いと感じましたので。また、学生時代に灯篭石や採石してきた石の営業経験があったので、すんなり入り込めたのかもしれません。面接の時に志望動機を聞かれて「売れると思うからです」と自信満々に答えていました。




