立野経営会計事務所 所長 立野晴朗
中小企業の経営活性化に
会計業務を通じて貢献

石野 そこから 「立野経営会計事務所」 を本格的にスタートさせて、現在に至るわけですね。開業されてからこれまで、どんな会計業を目標に続けてこられましたか。
立野 中小・中堅企業を元気にするための 「良き参謀であれ」が当所の経営理念です。このように経営環境が厳しい時代は、中小・中堅企業の経営者の方々は、経営の実務に精通し、かつ会計理論もしっかり身に付けた「経営参謀」 を求めていらっしゃいます。当所は会計事務所であると同時に、良質な経営参謀としても中小・中堅企業の活性化に貢献したいと考え、この21年間、ひたすら精進してきました。この想いは私の公私にわたるパートナーであり、同じく公認会計士である妻も、そして他の職員も同じです。
攻めと守りの両面からの
経営アドバイスが強み
石野 立野経営会計事務所さんは、今日お邪魔しているモダンスパニッシュ「エル・ブオ」も含め、レストランやスペインバルを複数経営していらっしゃいます。会計事務所が他の事業をされる例は珍しくないと聞きますが、レストラン経営は珍しいのでは?
立野 珍しいかもしれませんね。税理士会や公認会計士協会の集まりでも他の例をあまり聞きません。
石野 しかもスペインレストランに、スペインバル。スペインにこだわる理由は?
立野 実のところ、計画的にレストラン経営に乗り出したわけではございません。当所のお客様の中に、スペインのワインを輸入販売している企業がございまして、そのお客様の要請でスペインの現地視察に同行した際に本場のスペイン料理を食べたところ、「これは日本人の口に合う!」と直感的に思ったのです。まずはそれが、スペイン料理との出会いでした。
もう一つの機縁は、私の事務所が京橋にあることです。京橋は画廊が多いのですが、この不況で転廃業する画廊が続出しており、私はそんな画廊の1つがレストランとして賃貸されるという情報を得たのです。それと別に、私は経営再建のアドバイザーをしていた顧問先から、飲食業部門のスペイン人シェフなどの引き受け手を探してもらうように頼まれていました。最初はだれか別の顧問先の中で引き受けてくれる社長さんはいないか、と探し回ってみたのですが、飲食業経営はとても難しく、残念ながら引き受けていただける方を見つけることができませんでした。私はお客様のご相談に応じるためにその画廊を視察したのですが、そのような状況の中で視察するうちに「自分でスペインレストランを開業してみようか」と思いまして。それらの機縁が重なり、2年半ほど前からレストラン経営に乗り出しました。会計事務所として20年近く続けてきてからの転機でしたね。
石野 実際にお店を経営されてみて、いかかでしたか。



