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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

お客様の笑顔と満足が
飲食業にたずさわる喜び

 

お客様に喜んでいただく。それだけを考える。
 

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川村 15年以上も続けられたモチベーションを支えたのは、金本社長の場合は何でしたか。
 
金本 何でしょう・・・ やっぱり、焼肉屋という職業が好きですよね。店で働いているときが一番楽しいです。いまも週に2日は店に立ちます。あと、売上目標を立てないのも続けられた理由だと思います。これは各店とも共通です。
 
川村 売上目標を立てないお店って、珍しいですね。その理由は?
 
金本 飲食業は割りに合わない仕事です。肉体的にきついし、拘束は長いし、土日も休めないし、夜働くし、一般的に給料も高くはないし、退職後が安泰なわけでもない。好きじゃないと続かない厳しい世界です。そして皆の “好き” の中身は、お客様に喜んでもらうことなんです。それなのに売上目標のために働かせるようなことをしてしまったら、自分が何のために頑張るのか分からなくなるじゃないですか。
 
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完全個室のVIPルームは接待などにお勧め

川村 売上を取りに行っている姿勢が見え見えのお店って、ありますものね。
 
金本 「今日の売上目標まであと2万だからおかわりの注文を何組取ってこい」みたいな経営は実際にあります。でもね、そんな指示、お客様に喜んでもらうためにいろんなことを辛抱して頑張ってる子たちに、言えないですよ。店長だって損益計算がしたくて飲食業を志したんじゃないはずですから。
 飲食業で大事なのは、来ていただいたお客様を喜ばせて、「いい店だな」と満足して帰っていただくことです。本当にそこだけでいい。店を気に入ってもらえればお客様は必ずまた来てくださいますし、周囲の方々に店のことを勧めてくださいます。そうやってお客様が増えれば売上もついてくる。僕らはそれに向けて何をすべきかを考えればいい。
 
川村 お客様のこともスタッフのことも本気で考えているんですね。お客様を喜ばせる一番のポイントって、何だと思いますか。
 
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金本 お客様にとってありがたいことを、自然に、そのときお客様が一番気持ち良いようにできること。たとえば網の交換も、お客様に「これ換えて」と言われて換えるのと、各席の網の状態をちゃんと見ていて「そろそろ網を換えさせていただきますね」と言って換えるのとは全然違います。換える網も、当店では熱くしてから持って行きます。「網が温まるまで少しお待ちください」って当たり前のように言う店がありますが、僕には信じられない。常にベストの状態で焼いていただいたほうが、お客様も喜ぶし、厨房も喜ぶし、それを感じたホールスタッフもやる気が出ます。皆が幸せになれるんです。僕はそういう経営をしてきたし、これからも続けていきたいんです。
 
 
 

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