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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 ジェイ・エム・シー 代表取締役 渡邊大知

成形・鋳造業の
変革に挑むファイター

 

女子高生が現場で働けるような製造業を目指す

 
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伊藤 リセットに際し、渡邊社長の中ではどんな会社像が描かれていたのでしょう。
 
渡邊 私の理想は昔も今も同じ。分かりやすいよう極端な例を挙げるなら、女子高生でも働けるような製造現場にしたいと思っています。
 
伊藤 女子高生ですか! 確かに、明るくて華やぐ気はしますが、そのココロは?
 
渡邊 小さい頃から芸能人に憧れる子はいても、製造業に憧れる人はいないじゃないですか。特に当社のような鋳造業は700度もの高温の中での作業なので、“きつい・汚い・危険” のいわゆる3K職場の代表とされています。でも私は、自分たちの仕事が “3K” と僭称されることをよしとしたくない。そこで何か一つでも特異なイメージが提示できれば、世間の見方は大きく違ってきます。その意味で、女子高生の軽いノリでもできるようなクリーンな環境と、分かりやすいマニュアルを揃えたい。その上で、コストや量産体制ではなく技術と提案力で勝負できる、クリエイティブな成形会社になりたいのです。
 
伊藤 その目標に向け、具体的にはどのようなことに取り組まれていますか。
 
渡邊 例えば、金属鋳造の分野では新素材のマグネシウムに着目しまして、鋳造部品の提案を加速させています。マグネシウム合金は既に携帯電話やパソコンのフレーム部によく使われていて、非常に軽く、かつ丈夫なんです。このマグネシウム合金を自動車の部品として採用していただけるよう、現在、提案活動を活発化させています。材料コストとしてはもちろん割高となりますが、それでクルマの重量が軽くなれば、燃料費だけで1ヶ月程でペイできます。3年前なら誰も見向きもしなかった提案ですが、環境負荷対応や軽量化がトレンドになってきている今、鋳造業一筋に頑張ってきた鈴木専務にとって最高の風向きとなっているようです。いずれは「マグネシウム合金による軽量化ならJMC」と言われるくらいになりたいですね。
 
伊藤 エコな時代にふさわしい、素晴らしい提案ですね。
 
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渡邊 成型加工のほうも新技術をどんどん採用しています。現在特に力を入れているのは光造形技術です。
 たとえば携帯電話や家電品のメーカーが新製品を作る際、開発部署ではモックと呼ばれる試作品を何十種類も作りますが、光造形技術を使えばCAD設計図やCGデータを元に樹脂を何層にも立体的に投写していくことによって、短時間で精巧な試作品が作れます。午前中に画像データを戴ければ午後には立体的な試作品として納品できます。当社のモットーであるスピードが最大限活かされる事業であるわけです。
 
伊藤 お話を聞いているだけで、クリエイティブで面白そうな仕事ですよね。巷で話題の“農ギャル”のように、“鋳ギャル” の女の子たちも出てくるかも。
 
渡邊 “鋳ギャル” いいですね(笑)。 ぜひ出てきてほしいです。
 
 

 


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