株式会社 オネスティ 代表取締役 深田紘一郎
まだ見ぬ物と人に出会える
ネット販売業の魅力を追及

川村 すごく生き生きと話されますね。物販のお仕事が心底お好きなんですね。
深田 好きです。だから毎日仕事が楽しい(笑)。どんな事業も、好きだからこそ頑張れるし、長続きもするのだと思いますよ。
あと、仕入れ先のメーカーさんや問屋さん、インフラ提供業者さんなどとのコミュニケーションが楽しいですね。私は物と出合うのも好きですが、人と出会うのも大好きなんです。そもそも前職でネット販売の担当になったのも、大学時代から趣味で主宰していたイベントサークルで人集めにネットを利用していた経験があったからです。イベントの参加者を募るのと商品を買いたい人を呼び込むのはノウハウが違うから、最初は失敗しましたけどね(笑)。 とにかく、そんなふうに新しい物と、人と、両方でたくさんの出会いがあるところが物販の魅力です。
川村 ネット通販だと、せっかく仕入れ先の業者さまと出会っても連絡はメールが多くなりそうで、物足りない気がしませんか。
深田 確かにその傾向はあります。でも、だからこそ実際にお会いするときが楽しみですし、その際のコミュニケーションを大切にしています。そうやって繋がりが育っていくとすごく嬉しいですね。利益を追求するのももちろん面白いですが、それだけが目的なら物販業でなくてもいいんじゃないかと思います。
徹底的に業務を効率化し、優れた価格力を実現

川村 物と出合うことって、ありますよね。私も以前、「真実が写る鏡」というのをたまたまお店で見つけて、左右も反転せず人が見ているままの自分の顔が写る鏡なんですが、その時買わなくて今すごく気になって欲しいんですが、もう売ってないんですよ。その鏡はもう無理として、「買っとけばよかった~」って思う商品がお店では全然見つからなくて、ネット通販では見つかることって、多いですよね。
深田 多いですよ。「ロングテール現象」と言うんですが、少ししか流通していない商品が、合計するとネット通販ではかなりのボリュームになるんです。「小売店で見つからなければネットで探す」というのは正解ですね。当社でも、仕入れは「普段なかなか買えない物」「ネットでしか、オネスティでしか買えない物」が基本スタンスです。
川村 面白そうですね。今まで扱った商品の中で、何が一番ヒットしましたか?
深田 洗剤です。椰子の実由来の洗浄成分が入っていて、一般の量販店にある洗剤より割高になるんですが、よく売れました。今も売れつづけています。
川村 競合他社が多い世界だと思いますが、そんな中で差別化を図れる御社の強みは何でしょう。
深田 価格です。同じような品目であれば他の業者に比べて最安値クラスの価格で提供している自負があります。前職やその前の会社で仕入れのノウハウを鍛えられたのが効いていますね。
川村 価格面でそれだけ努力をしたうえで、今は月商いくらぐらいを売り上げていますか?
深田 具体的な数字は申し上げられませんが、年内には3000万円を突破できそうなところまで来ています。
川村 その数字を、何名の社員で売り上げるんですか?
深田 8名です。私ともう一人が仕入れをほぼ専属で担当して、あとは皆で業務を分担しています。最初の頃は、仕入れも顧客対応も発送も、同僚と二人だけで全業務を回していました。あれはきつかったですね。

川村 決して商品単価が高い業界ではないと思いますが、増えたとはいえ8名で月3000万円を回すのは・・・大変でしょうね。
深田 そうですね。1000円や2000円の商品がかなりありますから。ですから、業務の効率化が至上命題です。どの部分をどうすれば業務が減らせるか、簡略化できるか、常に全員が考えて実行しています。



