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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 オネスティ 代表取締役 深田紘一郎

プロフィール 大分県出身。6歳から東京の八王子市に移る。大学在学中からイベントサークルを主宰。卒業後は卸売会社2社に勤務し、2007年、前職の企業から分社して(株)オネスティを同僚と共に設立。当初の月売上額100万円からわずか2年で3000万円を射程圏内に収めるほどの成長を果たした。“目の前の目標を達成しつづけることで最終のゴールに満足しない成長を狙う”が信条。
 
 
在庫リスクの問題から小売に出にくい、珍しい品々。生産量が少ないレアなアイテム。見かけたそのときに買えず、未だに気になっているグッズなどなど。それらの商品が、ネット通販なら気軽に見つけられる。買う側が「珍しくて面白い物を欲しい」と思っているなら、売る側も「よそでは手に入らない面白い品を売りたい」と考えているのがネット販売の世界だ。両者の幸せな結婚が、オネスティではたくさん実現されている。
 
 
 

卸売からネット販売にシフト

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インタビュアー 川村ひかる(タレント)

川村 2007年にインターネット通販で起業されて、様々な商品を扱っているとお聞きしています。事業を始められたきっかけからご紹介ください。
 
深田 前職の卸売会社に勤めていた当時、自社サイトでネット販売を手掛けることになりまして、私が担当になったのです。それを約2年続けるうちに、特に仕入れの面で担当者である私と社長との間で考え方や意見の違いが大きくなってきたんですね。それで社長のほうから分社独立を勧められまして、担当になった最初からいろいろとアドバイスをもらっていた同僚と二人で起業しました。
 
川村 意見が違ったというのは、たとえばどんなふうに違ったのでしょう。
 
深田 製造卸業の顧客は小売店さまが主体です。ですから、私が「この品を仕入れたところで、ネット販売で売るのは苦しいな」と感じても、卸販売の感覚では「GO」なんですね。そういったケースが増えてきて、社長ご自身も還暦を過ぎて新しい感覚に馴染むのは無理に感じておられましたし、既存のやり方で充分利益を上げておられましたから、別々で続けることになったのです。
 
川村 なるほど。その、アドバイスをくれていたご同僚というのは、以前からネット通販に詳しかったのですか?
 
深田 個人的にネットオークションを活用していたようです。いっぽう私は、担当になった当初はネット上に商品を出せばそれがネット販売だという認識でして、恥ずかしながら月の売上額が30万円程度ということもありました。それが、彼のアドバイスでオークションに出すようになると桁が一桁変わりまして。そこからネット通販ならではの感覚や発想を身に付けていきました。
 
 

まだ見ぬ物と、人と出会い、繋がっていける喜び
 

川村 深田社長は、物販の仕事の魅力をどんなところに感じていますか。
 
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深田 いろんな商品を扱いますから、それで自分の好奇心が刺激される点が魅力です。もともと学生の頃から、ちょっと変わった物や人がなかなか目を向けない物を見つけて買うのが好きなんです。楽天市場の登場でネット通販が一気に普及して、今は「世の中にはこんな物もあるのか!」と新鮮に感じるような商品がたくさん出回っています。それがまた、よく売れるんですよね(笑)。
 サイクルも非常に速くなっていて、問屋さまのサイトや仲介業者さまのサイトを見ていると、新しい商品が次から次へ、毎日生まれています。その流れを見ていると時代や社会の流れまで感じ取れます。本当に面白いです。