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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 ノッコ 代表取締役 芦原 義重

 
プロフィール 東京都出身。大学を卒業後、家業の自動車部品製造業を経て印刷会社に転職。営業職として現場に出入りしながら印刷技術を見覚え、2002年に独立した。以来、持ち前のセンスと負けず嫌いの性格を生かし、他社で断られるような難しい発注にも確実に対応。創業以来一回も納期に遅れたことがないという実績で顧客の信頼をつかんでいる。中学時代から始めたビリヤードはプロ顔負けの腕前。
 
 
 
創業から8年、一度も納期に穴をあけていない印刷業者がある。主に手がける方式はシルク印刷。印刷方法がシンプルなため、布やガラス、金属、プラスチックなど様々な形状、素材に用いられる方式だ。ということは、できるかどうか分からないような難しい印刷も多々持ち込まれるということ。でも、(株)ノッコの答えは決まっている。「大丈夫、できますよ」――印刷業界の若きチャレンジャー、芦原義重社長に直撃した。
 
 
 

「名入れ」印刷に着目

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インタビュアー 五十嵐めぐみ(女優)

五十嵐  懐かしいわぁ。じつは私、実家が活版印刷所を経営してたんです。印刷所ってこうなんですよね。溶剤の匂いがぷうんとして・・・。昔とは技術が違うんでしょうけど、こちらでは今どんな印刷をされているんですか。
 
芦原 メインはシルク印刷です。年賀状を作るときの「プリントごっこ」が業務用になったと思ってくれたらいいと思います。昔のように、トレイにインクを入れてヘラで練って色を作って、といったこともやりますよ。作業の基本は、五十嵐さんが子どもだった頃と変わらないですよ。
 シルクは一工程一色刷りが基本です。5色だと5回工程を通します。グラビア転写、オフセットなど一度にフルカラー印刷できる方式もありますが、それらは品物の形状に制約があったり、大ロットでないとなかなかね。シルクはいろんな物に1個から受けられるから、記念品やノベルティ商品への印刷の需要は多いですね。
 
五十嵐 なるほど。芦原社長は、独立前はどんな印刷会社にいらっしゃったんですか。
 
芦原 文具のメーカー的な印刷会社にいました。そこで営業を担当していました。
 
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五十嵐 営業を? 印刷の現場にいたのではなく?
 
芦原 はい。それで客先を回るうち、当社が今扱っているような、顧客から品を預かって印刷加工して納品する「名入れ」を手がける業者が少ないことに気づいたんです。工賃仕事で小回りが要求されるから大きな印刷所はやりたがらないんですね。でも私は、いい仕事なのにもったいないと思って。当時の社長と相談させていただいて独立しました。
 
 
 

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