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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 Gisele 代表取締役 堀川 裕三

スタッフの人間的な魅力が
サービスの基本にあるエステ

高橋 「4つの美しさ」って、それぞれがまるで一つの円を描くように相互に作用しあっているのかもしれませんね。
 
堀川 さすがですね! おっしゃるとおりですよ。恋愛も仕事も、うまくいかないことってありますよね。でもそこで、たとえば施術中にお客様とお話をする際にも、「できなかったことを悔やむより、『また次のチャンスがもらえた』と前向きにとらえましょう」と励ましながら施術して差し上げることで、お客様が心の健康を取り戻して、それがお肌にもしっかり影響してくるんです。エステティシャンって、いい意味で、お客様に対して強い影響力を持てないといけないんじゃないかな。本当にそう思いますね。
 
 

お客様もスタッフも輝き続ける

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高橋 影響力って、どの部分で出てくるものなんでしょう。
 
堀川 人間力というか、端的に人間性といいましょうか・・・。「お客様とスタッフ」という関係だけでなく「人と人」という関係を築けるかどうかが重要なのですよ。
 私どものCLEAのスタッフは、くだけた表現をしますと「話せる子」ばかり。スタッフ同士を見ていても分かります。とにかく仲が良くて、スタッフ同士でよく飲みに行くんです。彼女たちが飲んでいるところに私が呼び出されるのもしょっちゅう(笑) 皆が「旅行に行きたい」というので、6月に一泊二日で山梨の八ヶ岳に出かけたんです。皆でコテージを借りて、テニスにバーベキューにカラオケに・・・ ヘトヘトになるまで遊びつくしました。
 それだけでは足らなくて、休みの日も仲間内で一緒にショッピングに行ったり。恋人のいるスタッフは「彼氏を放っておいて大丈夫か?」と私が心配してしまうほどです(笑) でも、それがあるからこそ、私も皆も、仕事や店に対する愛着が強いんだと思いますね。
 
高橋 「店とスタッフとお客様が共に愛しあう関係」と言えるかもしれませんね。
 
堀川 そう思ってもらえていたら嬉しいですね。ひとつ確実に言えるのは、離職率が高いとされるエステ業界にあって、当社はその通例に当てはまらないということです。この仕事はお客様ありきですから時間が読めない部分もあり、時には労働時間が長くなることもあります。覚えることも非常に多い。お客様の客層でサロンの雰囲気がどう変わるかも、スタッフが定着するかどうかに影響してきます。それらを含めても、業界平均からは考えられないくらい、メンバーが安定しているんです。
 
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高橋 むやみにスタッフが入れ替わらないのはお客様にとって安心材料になりますよね。それにしても、皆が残ってくれるのは、店に愛着ができる以前の段階にも理由があるのではないでしょうか。
 
堀川 もしかしたら、経験者を特に優先して採用していないせいかもしれません。他店での経験というのは、新しい店舗に勤める際は毒にも薬にもなるんですよ。何かにつけて「あの店ではこうだった」と比較する気持ちが当然起こりますから。それが他のスタッフにどう作用するかを考えると、必ずしも経験者を採る必要はない。経験者を排除するという意味ではありませんよ。「人間的に他のスタッフにいい影響を及ぼしてくれる」と思える人材なら、他店での経験者ももちろん大歓迎です。ですから、そういった意味でも、採用の際は面談を特に重視しています。