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経営者インタビュー チャンスも困難も、すべてを楽しむ―そんな仕事人たちの経営にかける思いと哲学を、凝縮して紹介します。日々のビジネスに発見を生む、時代と自らに挑み続ける経営者の素顔がここにあります。

株式会社 エベレックス・ジャパン 代表取締役 スディール・クマル・ミシュラ 大型医療機器のリユースで
安価で良質な医療環境を途上国に!

 インタビュアー 矢部 美穂 (女優)

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矢部 エベレックス・ジャパンでは、日本の病院や医療機器メーカーから中古の医療機器を買い取って転売する事業をされています。主にどのような機器を扱っていますか。

ミシュラ CTスキャナやMRIといった大型機器が専門です。日本で仕入れて、オーストラリアにある本社を通じて世界各国へと販売しています。
 日本では、大病院などは医療レベルの水準を保つため平均して5~6年単位で機器を入れ替えています。ただ、日本では古くなって用無しにされた機器でも、私の母国・インドなど医療環境が整っていない国では、とても必要とされます。新品を買う経済的余裕が無い途上国の医療機関では、安価でそれらの機器を導入できれば、より多くの命を救える可能性があるからです。

矢部 インドの医療環境は実際、どのような状況なのですか。

ミシュラ 近年の経済成長で病院の数は着実に増えています。しかし、臨床検査に必要な大型機器を持つ病院は、ごく一部の都市に集中して、貧困州には未だにまともな医療施設がありません。病気で亡くなる人の多くは、自分が何の病に冒されているのかも分からないまま死を迎えます。私は当社の事業を通じて、母国の医療環境の底上げにも貢献したいと思っています。

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矢部 ・・・私たちがごく当たり前に享受していた日本の医療環境の良さを、あらためて思い知らされます。

ミシュラ ただ、医療機器に関しては日本ではあまりリユースの文化が根付いていないので、機器を引き取って他の国に転売することへの理解を病院やメーカーからいかに得るかが重要です。引き取りの際の撤去作業も、MRIのように何十トンもの重量があったり、強力な磁場を帯びていたりと複雑な機械ばかりなので、取り扱いには注意を要し、時間がかかります。そうなると患者さんや病院側にも影響するので、スケジュールを充分にすり合わせ、腕のよいプロが手際よく撤去作業をすることが大切です。

矢部 そのあたりが医療機関の信頼を得る鍵ですね。