皆さんこんにちは。川村ひかるです。
3回コラムの最終回。今回は生活習慣病と食生活の関係について考えてみましょう。
生活習慣が引き起こす病気はたくさんありますが、まずは肥満を防ぐことが大切です。脂肪のつき方は大きく2つのタイプがあります。
- 【皮下脂肪型】 女性に多いのがこのタイプ。主に下半身に脂肪がつきやすく、洋なし型と呼ばれます。
- 【内臓脂肪型】 おなかの回りなど、主に上半身に脂肪がつくタイプです。りんご型といいます。
人間の体は水分が50~60%を占めます。固定成分(たんぱく質・ミネラル・炭水化物) は20~30%です。残り15~25%が脂肪。脂肪の量は状況によって変動する幅が広く、脂肪が増えれば体に占める体脂肪率が高くなり体重も増加します。これがいわゆる 「太った」 という状況になるのです。
肥満の原因として、消費カロリーよりも摂取カロリーが多すぎる ―― つまり 「食べ過ぎ」 と 「運動不足」 が肥満を引き起こすことが多いようです。適切な摂取エネルギー量は一人ひとり違いますし、体格や年齢、普段の生活の中での運動量によっても変わってきます。まずは自分にとって適切な摂取エネルギー量を知ることが大切です。
「食事の量が昔に比べて減った」 または 「油物などが胃にもたれるため食事量が減った」 のに、それでも太ってしまうと悩んでいる方も多いですよね。基礎代謝は年をとればとるほど低下していきますので、若い頃と同じように食べていると、代謝が下がっているのでそれだけエネルギーは使われず、脂肪となって体に蓄積されることを知っておいてください。
肥満で心配なのが、合併症がつきものだということです。肥満は高血圧症や高脂血症に繋がりやすく、それらを放置しておくと、糖尿病や動脈硬化などの本格的な生活習慣病へと進行します。
肥満が原因の高血圧とは、太ってしまった体の隅々に血液を送るために心臓が高い圧力で血液を押し出さないといけなくなった状態です。太っていればそれだけ体の酸素の消費も多く、そのぶん大量の血液を送り出すために血圧が高くなります。高血圧は目立った症状が少なく、血圧を測ると少し数値が高い他は症状がなかなか出ないのでついつい見逃してしまいがちです。でも放置しておくと脳卒中、狭心症、心筋梗塞、腎不全など死に繋がる大きな病気を引き起こしてしまいます。
最近血圧が高いうえに、頭痛がしたり、肩こり、耳鳴りなどの症状が出ている人はいませんか? 思い当たる人は休養をとって、きちんと検査を受けてみてください。
さらに、生活習慣の問題を自覚している方は要注意!腎臓や心臓などの病気が原因で血圧が高いこともありますが、飲酒や喫煙、不規則な食生活やストレスなどの生活習慣が重なることで血圧はさらに上がります。食べ物では、塩分の多い食べ物は要注意です。お魚の干物やお漬物・加工食品 (カップラーメン・ハム・かまぼこ・スナック菓子) などは避け、ナトリウムを体内から排泄する働きのあるカリウムや食物繊維の多い野菜と果物を食べましょう (こんにゃく・里芋・リンゴなど)。
次に高脂血症について。高脂血症は血液中に中性脂肪やコレステロールが増え過ぎている状態です。放置すると動脈硬化や心臓病などに進行します。高血圧と同じく自覚症状がなく、気付かない間にどんどん悪化してしまう心配があります。
血液にはコレステロールやリン脂質、中性脂肪などの脂肪が溶けています。中性脂肪は活動エネルギーの源として、コレステロールとリン脂質は細胞膜やホルモンなどの材料として欠かせません。でも、これらが増え過ぎるとさまざまな悪影響を及ぼすのです。
コレステロールには悪玉と呼ばれるLDLコレステロールと善玉と呼ばれるHDLコレステロールがあります。LDLコレステロールは酸化しやすいため血管内にこびりつきやすく、動脈硬化の原因になります。HDLは余分なコレステロールを集めてリサイクルしてくれる働き者です。HDL値とLDL値はどちらかが増えればどちらかが減る相関関係になるので、バランスに気を付けてください。
川村ひかる できる男になる食生活




